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HOBIE Floppy Disk 6’8″

HOBIE
Floppy Disk

◎Shaper:マイケル・アリナル
◎Size:6’8″ × 20 1/2″ × 2 15/16″
◎Price:¥253,000〜(フィンあり)
◎Surfer:高貫佑麻(177㎝/64kg)

ニードルノーズやフラットボトム、ボリューミーなダウンレール、’70年代を彷彿とさせるクラシカルなデザイン。オーダー可能なサイズレンジは5’8″~7’10″
テールはナローなラウンドピンテール。ややレイクの強いフィンをセッティングすることで、ドライブの効いたライディングを楽しめる

1950年、カリフォルニア・ダナポイントで設立されたホビー。創業以来、変わらぬクラフトマンシップを貫きながら、時代の潮流に合わせたデザインを取り入れてカリフォルニアのサーフシーンをリードし続けている。歴史に名を刻むシェイパーを数多く抱える老舗サーフブランド。その門をハイスクール時代に叩いて以降、ゲイリー・ラーソンやタイラー・ウォーレンたちからサーフボードビルドのノウハウを学んできた俊才、マイケル・アリナルによるフロッピー・ディスクについて紹介していこう。

1970年代を代表するボードデザインのひとつ、ライトニングボルトのパイプライナーからインスパイアを受けた、フロッピー・ディスク。ニードルノーズからラウンドピンテールへとつながる流麗で雄々しいシルエットは、きっと当時に憧れるサーファーたちも胸熱だろう。そのうえで、フロッピー・ディスクには現代的なエッセンスが注がれ、よりオールラウンドな仕様となっている。

際立つのは、厚みのあるダウンレールから薄めのテールエッジへと導くメリハリの効いた流れ。ボトムはフラット~VEEでロッカーも抑えめだ。つまり十分な浮力を保ちながら、スムースな推進性や軽快なレールワークを具体化している。

ボード前方にボリューム(重心)をもたせことでテイクオフ性能も高い。その後はフロント寄りに荷重すれば加速し、テール側にスタンスを置けばラウンドピンらしい軸を活かしたマニューバビリティを発揮してくれるだろう。

総合すると、見た目以上にファンでオールラウンド。小波でさえ楽しめてしまうが、そうはいってもこのルックスに、あなたも熱くなるだろう。その気持ちに応えてくれるグッドウェーブに出会ったときこそ、フロッピー・ディスクが真価を発揮するときだ。

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「今回パワーのない腰セット腹ほどの波で試乗させていただきましたが、ほどよく浮力があってたるいセクションでもボードが走ってくれました。このモデルはボード前方にワイドポイントがあってテールは絞られている。ボードの真ん中でスタンスを変えずに乗ることができれば、ボード全体を使ってフルスピードでターンに入っていける。スタンス位置によってボードの表情がガラッと変わるのでさまざまアプローチを試すことができます。また滑り出しも早く、掘れる前にテイクオフしてしまえば6’8″のシングルフィンであってもチューブを抜けられる。加えてダックダイブも問題ないので頭オーバーの波でもばっちり活躍してくれます。もうちょっと長さがあったらクロスステップできるし、乗り手それぞれの個性を引き出してくれる面白いボードです」

海面にレールを入れやすく、ボードが素直に反応してくれる。ボトムまで降りきり、フェイス全体を使って大きなラインを描きたい
「掘れた波にフィットするアウトライン。動かさずとも自然に加速してくれるのでチューブも気持ちよく抜けられました」と佑麻さんは話す
ほどよく浮力をもたせてあるのでエンドセクションでの安定感も申し分ない。優れたマニューバビリティとチューブでの走破性能を兼ね備えた汎用性の高い一本だ

=Special Thanks=

カイマナトレーディング
0466-25-9990
www.hobie.co.jp

***

movie:Masataka Kiyono
photo:Pak Ok Sun

BLUE. 101

2024年3月8日発売

仕事とサーフィン、みんなのバランス

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