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HOBIE Retro Egg 7’2″

 

HOBIE
Retro Egg

◎Shaper:マイケル・アリナル
◎Size:7’2″ × 21 1/2″ × 2 7/8″
◎Price:¥206.360(フィンなし)
◎Surfer:瀬筒雄太(170㎝/60㎏)

 

美しいアウトラインが目を引くクラシックなエッグ。適度な浮力とロール〜フラットなボトムにより、安定感抜群なうえスムーズに加速してくれる。そして程よいボリュームを持つレールはスピードに乗ったサーフボードのコントロールを容易にする。波乗るために必要なあらゆる要素をバランスよくまとめ上げたデザインこそが、長年受け継がれたホビーの伝統にほかならない

 

フィンセッティングはシングルだが、テールエンドにはエッジが施されているのでドライブを効かせたサーフィンも可能だ。今回は8インチのフィンをセット。このボードサイズならば8〜8.5インチくらいまでがおすすめ

 

 

1950年の創業以来、サーフボードクラフトの真髄を追求してきたホビー。創業者のホビー・アルターは、ブランドとショップを70年以上という長きにわたり発展させたレジェンドという紹介だけでは事足りない。ウレタンフォームのブランクスを1958年に商業開発し、当時ホビーのラミネーターだったゴードン・クラークにクラークフォーム社を設立させるなど、サーフボード・インダストリー全体の発展に尽力してきた功労者なのだ。さらに1960年代のフィル・エドワーズから2000年代のタイラー・ウォーレンにいたるまで、いつの時代も優秀なプロライダー兼シェイパーを育てながらサーフカルチャーに深みを与えてきたことも特筆すべき点だろう。

偉大な歴史を持つ老舗に2017年からシェイパーとして参加しているマイケル・アリナルは、ハイスクール時代にダナポイントにあるホビーのショップスタッフとして働いていた経歴を持つ。そして、若くしてゲイリー・ラーソンやタイラー・ウォーレンのシェイピングを目の前で体感しているうちに、おのずとシェイパーの道を志すように。現在29歳となったマイケルは代々受け継がれてきたホビーのシェイプを次々とマスター。今やカリフォルニアの次世代を担う若手のひとりに成長した。自身のブランドを持つアリナルだが、伝統あるホビーのテンプレートを使用したサーフボードはもちろんホビーでしか手に入らない。

1960年代後期のデザインを踏襲したダブルエンダーのレトロエッグは、ホビーのミッドレングスを代表するモデル。今回試乗したのは、あらゆるサーファーにとって乗りやすく、長年愛されているシンプルかつ深みのあるデザインにマイケルがニュアンスを加えた最新バージョンだ。「僕の目標はかならずしも完璧な波や完璧なサーファーのためにサーフボードを作ることではない。真の使命は、日常の波に乗る本物のサーファーのためのサーフボード作りさ」とマイケルは語る。完成度の高いオリジナルデザイン、マイケルのセンスと巧みな技が見事に合致し、レトロエッグはたくさんのサーファーを笑顔にするべくますます進化を遂げている。

 

 

IMPRESSION

「最大の特徴は安定感。広いテールが波の力を受けやすいので、タルい波でも立っているだけで走ってくれる。波が掘れないところでもしっかり体重を支えてくれて安心できました。とはいえそれだけでなく、かなり幅広くパフォーマンスを発揮してくれます。意外とノーズのロッカーがついているので、テイクオフのときに掘れていても苦じゃない。そしてターンのときにスピードが落ちないからラインをつなげやすかったですね。乗り方のポイントは、極力後ろ足をフィンの真上に置くということ。どうしてもこの手のボードだと前方にスタンスをとってしまいがちですが、ボトムがロールしてる前方にスタンスがあるままレールを入れるとボードが波に食っちゃう。だからターンをするときはテールよりに乗って、前のロールがあまり入れられないような位置でちゃんとレールの入れ具合を調整できるようにする。そしてブレイクにスピードがなくなったら前にステップするなど、ライディングにメリハリをつけてあげるといいと思います」

 

「ウォーキングでスピードをつけることもできます。ステップワークを入れてボードを走らせ、波が掘れたらターンを入れるというバランスが楽しいです」と雄太さん

 

「ちょっとストールしたり、テールよりに荷重してターンすることでボードの特性を活かせる。ロングボーダーにかなりおすすめです」

 

程よいボリュームを持たせたレールやテールのエッジなどターンに対する意匠も凝らしてあるため、シングルフィンながらキレのあるアクションも可能

 

スムーズなターンはレトロエッグの大きな持ち味。シェイプのバランスがよく、スピードが出ていてもコントロールしやすい

 

「直進性に長けてるので、その利点は活かしたほうがいい。前に立ってあげて、水の抵抗をなくしてトリムするとかなりスピードが出る。フローするのですごく気持ちいいです」

 

=Special Thanks=

カイマナトレーディング
0466-25-9990
www.hobie.co.jp

 

***

 

movie:Masataka Kiyono
photo:Yuichi Toida(Blue.Magazine)
text:Jun Takahashi

BLUE. 96

2022年11月10日発売

サーファー、食にふれる

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