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DYER BRAND
Belly Tanker
◎シェイパー:メイソン・ダイヤー
◎ディメンション:5’6″×21 3/4″×2 3/8″
◎オーダーレンジ:4’11″~5’8″くらい
◎価格(新品):¥160,000+TAX(フィン別) ※撮影ボードはUSED ¥80.000!
◎ライダー:増山裕亮pro(173cm/55Kg)、宮下尚也(174cm/62Kg)
◎photography/iragoday
プライベートではホットロッドを愛し、ミリタリーをはじめ筋金入りのクラシック・アメリカンカルチャー・マニアとして知られるメイソン・ダイヤ―。若かりし頃から培ってきたモノを見極める確かな目を活かし、メイソンは若くして自身のブランド「ダイヤ―・ブランド」を旗上げ。サーフボードビルダーとして100%ハンドシェイプのサーフボードを、デザイナーとしてビンテージスタイルのクロージングを展開し、瞬く間に注目のクラフトマンへと成長した。
デザインセンスに長け、クラシックシーンを敬愛するメイソンのサーフボードはラミネートの表現がとても豊かだ。シェイプもグラッシングもこなすサーフボードビルダーの腕を推し測るには、ラミネートの仕上がりを見ると気づくことが多い。メイソンはマニアな男だけに、細かなディテールやフィニッシュにこだわる気質の持ち主にちがいない。そんなメイソンのレギュラーモデルの中で、もっともショートで、ユニークなモデルがベリータンカーだ。
丸みを帯びたディスクスタイルのアウトラインは、一見して何ともプリティな印象。撮影ボードはレングス5’6″、幅21 3/4″。ディメンションだけで捉えたら、まるでミニシモンズのようなサイズ感だ。メイソン自身も「つくるなら5’8″以下がベスト(短い分には4’11”~くらいでも)」と語るだけに、この丸みはベリータンカーの絶対的な個性なのだろう。
ロッカーはフラットで、コンケーブはフラット~シングル~ダブル。ちょうど前足の位置あたりからシングル、後足あたりからダブルコンケーブとなる。そしてレールは意外と薄めの仕上がりで、正面から眺めたボリューミーなイメージに反し、レスポンスはなかなかシビア。クアッドフィンとの組み合わせにより、素直に、機敏に動いてくれる。スケーティなフィーリングが好きな人には、かなり楽しめるモデルのはず(普段愛用しているサーフボード次第で、もちろんフィーリングは異なるけれど)。
Naoya Miyashita
Yusuke Masuyama
★ IMPRESSION ★
Yusuke Masuyama
ショートレングスの短いボードが好きなので、このボードは最初から調子よく順応してくれました。回転性だけでなく、クワッドフィンを活かした伸びのあるターンも調子良かったです。「波のトロいセクションでもスピードあるライディングできる」という部分は、ベリータンカーの真骨頂じゃないでしょうか。レングスの短さは幅や厚みで十分カバーできるので、アベレージサーファーでもファンなサーフィンを楽しめると思います。
Naoya Miyashita
最初は短さに戸惑いましたが、慣れてくるとかなり面白かったです。胸~肩くらいのマッシーな波でしたが、それでもスピード感のあるライディングを楽しめました。波のポケットでもボードはコントロールしやすく、波次第ではスケート感覚なトリックも出来ると思います。ターンの切り返しも楽で、スピードがついてきた時のフロー感は最高。テイクオフはもちろん早いです。セカンドボードとしても欲しい一本ですね。
日頃からオルタナティブなボードをスタイリッシュに乗りこなす、田原を代表する2人のエキスパートの印象は、共に「トロい波でも楽しめる」こと。スケーティなスタイルや、カービングを楽しみたいサーファーにはもってこいのボードと言えそうだ。
増山プロの言う通り、パワーがなくトロい波でも失速せずに走れるという個性は、アベレージサーファーにとっては最高に魅力的なはず。打倒ミニシモンズの筆頭候補として、ちょっと違いを出したい人にぜひおすすめしたいモデルだ。
=Special Thanks=
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TEL:052-808-1573
http://www.pippenstore.com/
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