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BIRDOM
Speedee Egg
◎Shaper:ニシジマ・コウダイ
◎Size:6’10″ × 21 1/2″ × 2 5/8″
◎Price:¥189.000(フィンなし)
◎Surfer:劔持良輔(166㎝/66kg)
ニシジマ・コウダイがサーフィンを始めたのは17歳の夏。あっという間に波に乗る魅力に取り憑かれ、学校をサボっては海に通いつづけた。そして2年後の2001年にはカリフォルニアに渡り、以来海外を拠点に活動を続けている。サーフボードをつくりはじめたのは2009年、27歳のころ。当時暮らしていたオーストラリアのシドニー近郊のサーフボード工場に住み込んで働きはじめたのだ。朝起きてから寝るまでサーフボードに囲まれ、ダストまみれになりながら床で寝る日々。昼間は工場に来るシェイパーやクラフトマンたちの仕事をひたすら見て学び、夜になるとひとり誰もいなくなったシェイプルームへ。自分なりに理解したことを試しながらシェイピングをした。
コウダイは現在、カリフォルニアのオーシャンサイドにシェイピングベイを構え、グラスショップを営んでいる。そんな彼がシェイプからフィニッシュまで自身が仕上げるオリジナルブランドがバードムだ。名だたるビッグブランドのラミネートを担当するコウダイがつくるサーフボードはおのずと目の肥えたローカルサーファーたちに支持されるように。今やバードムは現地のサーフショップにもラインナップされていて、カリフォルニアで着実にシェイパーとしての地位を高めている。
今回試乗したのはさまざまな波のコンディションやパフォーマンスに対応できるオールラウンドなエッグ。たっぷりとった幅が抜群の安定感を生みながらも、随所に施したコウダイならではのシェイプアレンジによりレングスを感じさせない軽やかな動きも得意とする。フィンセッティングにマルチな4+1を採用。ブレイクに応じた細やかなセットアップが可能になっている。乗り手のレベルを問わず、あらゆるシーンで活躍してくれる万能な1本だ。
IMPRESSION
「6’10″なんですけど、自分の感触では6’0″とか6’2″ぐらいに乗っている感じ。まったくクセがなくて、それくらい軽いフィーリングでした。クワッドで乗ったので、サイドフィンが効いてぐんぐん走ってくれる。ロッカーもいいし、よく走るし、オールラウンドなデザインですね。フィンセッティングも含めていろいろ対応してくれるので、ミッドレングスを選ぶのに悩んでる人にいいと思います。マルチフィンセッティングのボードはある場所のフィンの位置が違ったりすることもある。でもこのボードはちゃんとそれぞれのフィンの位置がしっかりしていて、どんなセッティングにしても楽しめそうです。とても乗りやすいので、この手のボードに乗ったことない人にもいいでしょう。日本人シェイパーがつくったボードなので、全体のバランスが日本人に合っています」
=Special Thanks=
スタンダードストア
0466-84-1789
https://surfmarket.jp/brand/birdom/
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movie:Masataka Kiyono
photo:Pak Ok Sun
text:Jun Takahashi
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