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HYDRO×TRIMOFF
Fish&Tips
◎Shaper:安藤 清高(HYDRO Shapes and Designs)
◎Size:7’2″× 22″ × 2 7/8″
◎Price:¥220.000(フィンなし)
◎Surfer:宮内謙至(178㎝/64kg)
ほど良いレングスでイージーに波をキャッチでき、厚みにボリュームをもたせることで安定感をプラス。宮内謙至とHYDROのシェイパー、安藤清高のこだわりが凝縮したボトムデザインが最大の特徴だ
フィンセッティングはショーロクの最近のお気に入りだというツインザーで。操作性に優れ、自由自在なラインを描くことができる
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日本サーフィン史に多大な影響を与え続け、数多くのレジェンドサーファーを輩出してきた七里ガ浜。この地でハイドロ・シェイプス&デザインズの安藤清高は育った。学生時代からスケートボードとサーフィンの魅力に引き込まれていき、鎌倉の名シェイパー細井義夫氏や第一回イナムラクラッシクの覇者善家誠プロからシェイプの手ほどきを受けた。
「ショート、ロング、フィッシュなどカテゴリーにとらわれずサーフィンを楽しみ、極めること」をモットーとした安藤のスタイルはシェイプにも色濃く表れ、これまでクラシカルなログからエッジの効いたミッドレングスまで多種多様なボードを製作。偉大な先輩たちから継承した業と己のサーフスタイルが結びつき、湘南・鎌倉から新しい波を起こしている。
今回試乗したフィッシュ&ティップスは日本のロングボード界のカリスマである宮内謙至(トリムオフ)とのコラボレーションボード。以前から、宮内がイメージを伝え安藤が具現化するというクラフトワークに取り組んでおり、フィッシュ&ティップスは両者が手がけた第三作目にあたる。「一本でマニューバーとノーズライディンを楽しめるボード」をコンセプトに試行錯誤を重ね2021年11月に完成。ワイドなノーズには深めのコンケーブを施しノーズライド性能を向上させ、スワローテールにツインザーと2スロットチャンネルを組み合わせることで高いパフォーマンス性能を引き出す。波のカールでハングファイブし、エンドセクションでダイナミックなマニューバーをメイクする。そんなサーファー夢を叶えてくれるミッドレングスだ。
IMPRESSION
「テールを思いっきり踏み込んでも抜けることもないからより深いターンができる。それでいてツインフィンのような加速力を得られるから、ツインザーはいいことしかないよね。レングスを短くしても、波のパワーゾーンできちんとリフトアップしてほしかったからノーズコンケーブを入れたんだ。さまざまなブランドからノーズライダー・ミッドレングスがリリースされているけれど、そのほとんどがシングルフィンや2+1だった。これまでにない乗り味を求めていたから、イメージ通りになったかな。そして一見ドルフィンスルーが難しそうに見えるけど意外とできちゃうこともいい。だからビーチブレイクの小波からリーフブレイクのグランドスウェルまでオールラウンドに対応してくれるんだ。ツインフィンが好きなサーファーや短い板にチャレンジしたことのないロングボーダーにおすすめしたい。俺がずっと乗りたいと思っていたデザインを安藤くんがかたちにしてくれたボードだから、もちろん調子はいいよね」
ボードの中心にポジショニングするだけで掘れたセクションも簡単に抜けられる。スピード感あふれるライディングを実現する
全体的に浮力を大きくすることでウォーキングも楽々。ノーズにしっかり足をかけても抜群の安定感を誇り、優雅なティップタイムを約束してくれる
テール側に一歩後ろ足を移動することで、カットバックやリックアクションのメイク率が格段に上がる。取り回しの良さもフィッシュ&ティップスの魅力のひとつだ
=Special Thanks=
トリムオフ
0466-63-6908
www.trimoff.jp
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movie:Masataka Kiyono
photo:Pero
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