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ELLIS ERICSON
Hybrid Hull
◎Shaper:エリス・エリクソン
◎Size:7’6″ × 21 5/8″ × 2 3/4″
◎Price:¥295.900〜(フィンなし)
◎Surfer:中村光貴(164㎝/60kg)
シェイパーとして活躍した父ブルース、そしてジョージ・グリノーから直々に指導を受け、常識にとらわれないかたちでサーフボードシェイピングを探求するエリス・エリクソン。エリスの生まれはオーストラリアのシドニー。父は1970年代からのシェイパー、母と姉もサーフィンをたしなむという恵まれた環境のもと、幼い頃からサーファーとしてのびのびと育っていった。やがて彼はハイパフォーマンスショートボードを駆って世界中のコンテストを転戦するように。だが戦いつづけるうちに、勝つためだけにサーフィンをすることに対して疑問を抱きはじめる。そこで気分転換に友だちが持つさまざまなタイプのサーフボードに乗ったエリスは、競技とは違う側面のサーフカルチャーにのめり込んでいく。
2015年、エリスはアンドリュー・キッドマンとバリー・マッギーとともに「On The Edge Of A Dream」というエッジボードについてのプロジェクトをまとめ上げた。それはグリノーの“エッジ”コンセプトを研究し現代に生かす試み。エリスはプロサーファーとしてのサーフィンの腕前と15年にわたるシェイピングの経験を生かし、グリノーら先人の知恵が詰まったサーフボードデザインを未来へと紡いでいる。
そんな現代におけるエッジボードのトップランナーであるエリスが近年時間をかけて取り組んでいるデザインがこのハイブリッドハル。大きな特徴はボトムデザインにある。ハル特有のコンベックスボトム、そしてエッジボードの原理をブレンドしているのだ。「日本とオーストラリア双方でテストを繰り返すことで、カーブとエッジを適切な位置に落とし込むことができた。とエリスは話す。エッジボードならではの浮遊感のある滑走スピードに滑らかな操作性が加わった異次元の乗り味をぜひ味わってほしい。
IMPRESSION
「とにかく新鮮な乗り味です。ノーズよりのボトムはエッジが入っていないから、まっすぐ走っているときは普通なんですが、ボードを寝かせてエッジが入った瞬間にクイって異様なターンができる。『あ、入った』みたいな感触があります。前方に乗ってアップス・アンド・ダウンズをしていると素直に加速して、テールに乗ってターンをするときにエッジを感じられる。エッジの部分が反応すると、急に細いボードの乗ったような感覚になります。慣れてくれば、このデザインならではのラインを描けるはず。期待度の高いボードですね。オフショアの面ツル、パリッとした波がマッチするでしょう。そんなコンディションならば、幅広い波のサイズで使えそうです。波が小さくてもエッジを感じられて速そうだし、大きかったらエッジによるターンの伸びがやばそうだし。いつも同じ波でサーフィンしてる人の気分転換にもなるボードだと思います。飽きることがありません」
=Special Thanks=
ライド サーフ&スポーツ
042-656-1973
www.ridesurf.com
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movie:Masataka Kiyono
photo:Yuichi Toida(Blue.Magazine)
text:Jun Takahashi
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