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McCALLUM Twin Fin Egg 7’10″

McCALLUM
Twin Fin Egg

◎Shaper:ジェフ・マッカラム
◎Size:7’10″ × 21 1/2″ × 2 3/8″ 
◎Price:¥331.430(フィンなし)
◎Surfer:中村光貴(164㎝/60kg)

※プライスは入荷時の為替レートで変動

伝統的なサンディエゴエッグの要素を持たせながらも、チャイムデッキなどマッカラムならではの意匠を散りばめオリジナリティ溢れる仕上がりに。シェイプはさることながらレジンワークも美しい。ボードサイズは6’0″〜8’6″までオーダー可能だ

マッカラムのカットアウェイキールフィンが基本セッテイング。フィンを変えても楽しみが広がる。光貴さんは「立っていたり、細身のフィンにしたりしてもいいイメージです」と話す

 

 コロラド州出身のジェフ・マッカラムがサンディエゴに移住したのは18歳のころ。それは大学に通うための引越しだったが、サーフィンとの運命的な出会いを果たすのに時間はかからなかった。マッカラムはサーフィンを始めると同時にシェイピングをしたいと考える。そこで訪ねたのは、カリフォルニアを代表するシェイパーのひとりであるクリス・クリステンソンの工場だった。昼間は工場の掃除やサーフボードのパッキング、ランチの手配とあらゆる雑用をこなし、夜になるとクリスのシェイプルームを借り、独学でシェイピングを繰り返す日々。そうしてマッカラムは、気づけばシェイピングだけでなく、すべての工程をこなすプロのサーフボードビルダーへと成長していた。

 サンディエゴの伝統を解釈しながらビークノーズやチャイムデッキといったオリジナリティあふれるデザインを生みだし、今やオルタナティブシーンを牽引する存在となったジェフ・マッカラム。一見無骨ながら、ひとたび海に入れば滑らかに加速する彼のシェイプは唯一無二だと、世界中の多くのサーファーがその独特なドライブ&フローに病みつきになっている。また、アート性の高いレジンワークもマッカラムが作るサーフボードの特筆すべき点だろう。

 今回試乗したのは、サンディエゴエッグをベースにチャイムデッキを施したマッカラムらしいツインフィン。デッキ側からはかなりフラット見えるシェイプが目を引くが、ボトムのシェイプバランスで必要なロッカーを確保してあるため、ツインフィンセッティングと相まって長さを感じさせないターンが可能に。もちろんマッカラムならではの重厚感溢れる走りは健在で、波が緩くなるセクションでもスピードをキープしてくれる。デイリーなコンディションで幅広いレベルのサーファーが楽しめる1本だ。

IMPRESSION

「とにかく安定感がある。そして速い。どっしりとしたダウンザラインが気持ちよくて、ターンをするときもでっかい船みたいに安定してます。でもデッキから急激にレールを落としてあるから反応はいい。レールが入るとスムーズに大きく曲がれます。全体的にボリュームがあるボードなので、波に対してどこのボリュームゾーンに乗れるかが大切ですね。たとえば波がたるいセクションなら、分厚いボードの真ん中に乗ればクローズスタンスでも走る。ターンするときはテールに乗らないといけません。ボードの長さは、自分だったら1フィートくらい短くてもよさそうです。そうしたらマニューバーできる幅が広がるはず。僕がこの長さのまま乗るなら、波のサイズは小さめのほうがいい。力ない波のパワーをうまく拾って、板まかせ、波まかせで乗れたら気持ちいいと思います。テールに乗れないで、無理に動かそうとする人には難しく感じるかもしれません。逆に言えば、テールに乗るいい練習になるボードですよね」

厚いセクションでもスピードが止まらない。ボードの中央部に立ちトリムすれば抜群のグライド感を味わえる

長さとボリュームを感じさせない光貴さんの軽快なリッピング。トップアクションを繰り出すコツはしっかりとテールに乗ること

レールターンの伸びは半端じゃない。この爆発的なドライブ&フローこそマッカラムの真骨頂

ターンとグライドのバランスが取れたデザイン。安定感と操作性の両立がツインフィン・エッグの特徴だ

 

=Special Thanks=

ニューエボリューションサーフ
03-3841-1826
www.new-evolution.jp

***

movie:Masataka Kiyono
photo:Yuichi Toida(Blue.Magazine)
text:Jun Takahashi

BLUE. 95

2022年9月9日発売

ミッドレングス再考

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