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ELLIS ERICSON First Model 6’2″

posted Oct 25, 2021

 

ELLIS ERICSON
First Model

◎Shaper:エリス・エリクソン
◎Size:6’2″×21″×2 5/8″
◎Price:¥262.900(フィンなし)
◎Surfer:吉川共久(173㎝/70kg)

 

ブランクスを電熱線でカットするところから始まる手の込んだフルハンドシェイプのボードは、芸術の域に達している

 

推奨のパワーグライドフィンは新たなデザイン。これまでのパワーブレイドフィンに比べてややレイクが強まり、より幅広いスタンディング・ポジションでフィンを機能させることが可能になった

 

 

エリス・エリクソンはオーストラリア・シドニーに暮らすサーフファミリーに生まれた。父ブルースは1970年代からのシェイパー、母と姉もサーファーという環境において、エリスがサーフィンにのめり込むのは自然な成り行きだった。エリスが8歳のころ、一家はバイロンベイに移住。若いエリスはハイパフォーマンス・ショートボードに乗り、世界中のコンテストを転戦するようになる。だがやがて競技のために技を磨くことに意欲をなくしたエリスは、友だちがハマっていたいろいろなタイプのサーフボードに乗るようになると、競技とは違う側面のサーフカルチャーにのめり込んでいった。

ふたたびバイロンベイで父親と長く過ごす時間が増えたことをきっかけに、エリスはブルースのシェイピングツールを受け継ぐことに。そのまま弟子入りして、エリスはシェイパーとしての新たな道を歩み始めた。自身がイメージするサーフィンは1970年代半ばから後半のボード、そして1980年代前半のツインフィンのようなデザインでこそ可能になるとひらめいたエリスは、温故知新の発想で魅力的なサーフボードを生み出すようになり、今に至る。

ジョージ・グリノーの影響を受けたエリスは近年、アンドリュー・キッドマンらと6年以上に渡り取り組んでいるエッジボードについて「On The Edge Of A Dream」というプロジェクトにまとめ上げた。そんな現代におけるエッジボードのトップランナーであるエリスによる最新デザインのひとつがこのファーストモデル。ノーズからテールまでしっかりとついたフルエッジが特徴で、エッジのついたボトム独特の浮上するような揚力による摩擦のない別次元のスピードを味わえる。超速のテイクオフから前方にクローズドスタンスでスタンディングしたままでもパワーグライドフィンがスイングすることにより高速トリムしながらのコントロールが可能だ。また前足前方についたロッカーを使えばフルレールでのドライブターンもできる。一味違うスピードや波を乗り繋ぐ性能はスモールコンディションでも発揮されるが、ホローな波やパワーの強い波になるほどよりエッジのメリットを感じられることだろう。

 

 

IMPRESSION

「ファーストインプレッションは、ひとことで言えばカミソリ。速さはピカイチです。波のフェイスを1本のラインでぶった切るみたいな速さを感じました。綺麗に波が張り続けるようなリーフブレイクで滑走させてみたいです。マニアックだけれど、未来がある乗り物だと思いました。シングルフィンが好きなサーファーにオススメかな。シングルフィンが好きな人って、ベーシックなサーフィンができている人だと思う。そういう人たちの未来のステップになるボードだと思います。違う次元の気持ちよさを感じられるはずです。とくにリーフブレイクや河口がホームポイントのサーファーにいいボードだと思います。普段ビーチブレイクでサーフィンをしている人には、乗りこなせないと思われてしまうかもしれません。贅沢をいうならば、僕のサイジングで作ってもらったものに乗ってみたい。このボードに限らず、サーフボードの性能を引き出すにはフィットするサイジングがすごく大事なんです。揚力をすごく強く感じるデザインなので、最小限の浮力のボードで波に乗ったときにどんなフィーリングなのかを味わってみたいですね。このボードサイズで僕が乗ると、浮く力を抑えながら前に走らせる感じになってしまい、耐えなくちゃいけない。でも本当は耐えるのではなくて、勝手に滑っていくようなボードなんだと思います」

 

独特の浮遊感を感じながら波を切り裂く気持ちよさは格別! 速いセクションも難なく抜けていくスピード性能を持つ

 

スピード性能が高い分、しっかりとターンをコントロールするためにも自分の体格に合ったサイジングがとくに重要なボードだと吉川さんは話す

 

テールエンド付近に後ろ足をポジショニングすれば、失速することなくリッピングやカットバックをすることも可能だ

 

=Special Thanks=

ライド サーフ&スポーツ
042-656-1973
www.ridesurf.com

 

***

 

movie:Masataka Kiyono
photo:Ryo Uchiyama
text:Jun Takahashi


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