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VALLEY GROUND HEAD Bumble Bee 7’0″

posted May 6, 2022

 

VALLEY GROUND HEAD
Bumble Bee

◎Shaper:齊藤 健
◎Size:7’0″ × 21 3/4″ × 2 7/8″
◎Price:¥145.000~(フィンなし)
◎Surfer:笹子夏輝(167㎝/63kg)

 

モデル名「バンブルビー」の由来はワイドテールのアウトラインがマルハナバチに似ているため。パッと見の不恰好な姿とは裏腹に、抜群のスピード性能と操作性を併せ持つ

 

フィンはダニエル・トムソンがデザインしたトモクワッドを推奨。ワイドテールの爆発的なスピードをコントロールするために抑えめのベースと面積のあるティップが役立つ

 

 

一年の半分は冬という北海道はサーファーにとって厳しい環境ではあるものの、日本の都道府県のなかでもっとも長い海岸線を持つ。そこには人の手が加わってない自然豊かな海岸が数多くあり、当然のごとく美しい波がブレイクしている。そんなサーファーズパラダイス(寒さを除けば……)に暮らすサーファーたちが、混雑とは無縁の極上の波でサーフボードをデザインし、幾度となくテストライドを繰り返しながら育んできたブランドがバレーグラウンドヘッド(以下、V.G.H.)だ。

1984年に函館の海でサーフィンを始めたV.G.H.のシェイパー、齊藤 健は2007年より独学でシェイピングのキャリアをスタート。ホームポイントのローカルサーファーたちとともに研究開発を重ね、サーフボードビルダーとしての腕を磨いてきた。今やオルタナティブボードを中心にショートボードやロングボード、ニーボードにいたるまで齊藤のデザインの幅は広い。なおV.G.H.のすべてのサーフボードは齊藤によるハンドメイド。生産効率よりも品質にこだわり抜いたV.G.H.の名は北海道から全国の海へと広がりを見せている。

今回試乗したバンブルビーのコンセプトは、ロングボーダーやブランクのあるサーファーでも楽しめるミッドレングス。十分な幅と滑らかなボトムデザイン、さらにワイドテールと4チャンネルを組み合わせることでハイスピードな滑りを実現した。加えてダニエル・トムソンがデザインした独特の形状のクワッドフィン専用のフィンプレイスメントにより、ツインフィンのような軽快さとクワッドならではのドライブ&ホールド性の高さを両立。膝波からオーバヘッドサイズまで、さまざまなコンディションで遊ぶことができる一本に仕上がった。

 

 

IMPRESSION

「安定感とスピードがピカイチ。これでテイクオフできない人はいないでしょというくらいスピードが速い。行きたい場所にボードが勝手に運んでくれるような感じでした。サーフィンをしてリフレッシュしたい、何も考えずにただ波に乗っていたいというときに最高ですね。そして、アウトラインがファットなので機敏ではないですが、マニューバーも全然できます。僕的におすすめのコンディションは、腰腹くらいのサイズのトップだけ割れちゃうような波。スピードが止まらないし、レールが意外と薄くてフィンの操作性も高いのでフラットなセクションをつなぐときでも気持ちのいいターンができそうです。見た目の印象より圧倒的に軽いのもこのボードの特徴ですね。女の子とかエントリーユーザーにも扱いやすいデザインだと思います」

 

「ただ突っ立っているだけでもサーフボードが勝手に走っていってくれる」という圧倒的なスピードがバンブルビーのいちばんの持ち味

 

独特の形状のフィンをセットすることによってワイドテールでも動きが軽い。「ターンの際に体重をかけるタイミングが一般的なフィンと違うことには慣れが必要です」と夏輝さん

 

軽量かつレールを比較的薄く仕上げてあるためサイズのある波でも対応可能。一見ユニークだが、バランスのとれたデザインだ

 

=Special Thanks=

ニューシーズ
0466-48-9507
https://new-seeds.com

 

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movie:Masataka Kiyono
photo:Shuji Nihei
text:Jun Takahashi


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