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そのアイデアと完成度に拍手! 「Vissla + Surfrider Foundation アップサイクル・コンテスト 2022」受賞者を発表

そのアイデアと完成度に拍手! 「Vissla + Surfrider Foundation アップサイクル・コンテスト 2022」受賞者を発表

身の回りにある端材や廃棄されるもの、自然に還すのが難しいもの、そんな素材をアップサイクルし、海で使えるものを作ってエントリーするコンテスト「VISSLA + SURFRIDER FOUNDATION CREATORS & INNOVATORS UPCYCLE CONTEST 2022」の受賞者が発表された。instagramを介したオンラインによるエントリーで、世界の誰もが参加可能。環境問題やサスティナビリティをユニークな発想ありきで考え、それを世界中のサーファーと共有しようという意欲的な試みだ。コンテストは今回で通算8回目。回を重ねる毎にレベルが上がっていると感じてきたけれど、今年も驚かされました。その素晴らしい作品をご覧いただき、来年こそはあなたもトライしてみては?

(映像内に和訳はありませんので、下記を参照ください)

─ ポール・ナウディ(Vissla ファウンダー)

「第8回 VISSLA × サーフライダー・ファウンデーション アップサイクルコンテストにようこそ。2022年も世界中からたくさんの素晴らしい応募がありました。過去のコンテストと比較して、際立っていたことが2つあります。
ひとつは若い世代からのエントリーが目立ったこと。若者たちは本来廃棄されるものを利用して、自分が求めるものへ見事にアップデートしてくれました。そしてもうひとつは、機能性、モダンなデザイン、創造性、想像力を発揮した高いレベルの作品が今まで以上に多かったことです。ファイナリストたちの作品を見ていただければ、どれも機能的で、モダンなフォルムとデザインを備えていると感じてもらえるでしょう。埋立地で処分しなければならないような素材をたくさん使ったうえで。
今回も世界中のさまざまな国からエントリーがあり、国際的なサーフコミュニティから大きな反響を得られたことに感動しています。作品を応募してくれた皆さん、本当にありがとう。皆さんのサスティナビリティへの取り組み、そして環境汚染や廃棄物対策へのあらゆる努力に心から感謝します」

─ チャド・ネルソン(Surfrider Foundation CEO)

「サーフライダー・ファウンデーション CEOのチャド・ネルソンです。今年のサーフライダー VISSLA アップサイクル・コンテストがとても楽しみでした。今年も古い発泡スチロール、使い古しのサーフボード、古い木工の端材など、ありとあらゆる素材からアップサイクルされた素晴らしい作品の応募がありました。
このコンテストの真なる目的は、私たちが社会生活において、モノをどう消費するかをあらためて再考するきっかけになることです。私たちは長いこと地球の資源を利用してはモノを生み出し、再利用することなく廃棄する、そんな消費型経済の中を生きてきました。しかし、この地球で私たちが持続的に生きていくためには、循環型経済を作り出すことが必要不可欠です。身近にあるさまざまな素材を再利用し、機能性に富んだ美しいサーフライディング・クラフトに作り替えるアップサイクルコンテストは、まさにその好例です」

─ ポール・ナウディ

「今回もVISSLAとサーフライダー・ファウンデーションの審査員により緊密な審査が行われました。信じられないほど素晴らしい作品の数々、あらためて、エントリーしてくれたすべての皆さんに感謝しています。驚きに満ちた、創造性あふれる作品ばかりでした。それでは入賞者を発表しましょう。非常に接戦で、審査も盛り上がりました」

3rd place
Steve Reznicek(Peniche, Portugal)

「3位の受賞者は、ポルトガル、ペニシェのスティーブ・レズニチェクです。スティーブの作品はポルトガルの冬のスウェルのために作られた7フィートのガン。折れていたサーフボードを芯にして、パレットの木材や工房にあったスクラップ材をアップサイクルしています。なによりワインのコルクを使いながら、おが屑を詰めて水性ニスで仕上げたレールがとてもユニークです。ボード自体の出来栄えも素晴らしい。このボードでポルトガルのビッグスウェルに乗っている姿をぜひ見てみたいですね」

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2nd place
Jared Aston(Queenstown, New Zealand)

「2位はニュージーランド、クイーンズタウンから応募してくれたジャレッド・アストン。彼の作品もすごく個性的です。おそらくレギュラーフッター用の非対称ボードですね。ブランクスは工事現場で見つけた発泡スチロールの塊をカットしシェイプしています。それからウッドのホローボードをグラスオフした後に細断した木屑と、クロスの端切れを敷き詰めてラミネート。真空パック(バキュームバッグ)で強力に圧着して仕上げています。フィンは、先ほどのウッドボードの桐の端材と、使い古したリーシュのループを切り刻んだカーボン繊維によるもの。ボードやフィンに使用したレジンはすべて植物性のエポキシ・レジン。とても素晴らしいアップサイクルです。はるばるニュージーランドから応募してくれたジャレッド、コングラチュレーション!」

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1st place
Korey Nolan(New Hampshire, USA)

「優勝作品はアメリカ、ニューハンプシャー州から。コリー・ノーランの素晴らしいロングボードは、非常に多くの工程を経て作られ、機能的で見栄えも良く、耐久性を兼ね備えた10フィートのピッグです。コリーはまず40個以上の処方薬用のクーラーボックスから取り出したEPSフォーム、チークの廃材とグリーンのレールをサンドイッチ。非常に骨の折れる作業の末にブランクスを作成しています。さらにユニークなのは、リバース・フロースルー・Dフィン(センターを空けたリバースDフィン)とテールブロック。素材はボードファクトリー(Piper Surfing Boards)のグラスルームの床に固着していた廃レジンとチーク材、そしてボートのグラスデッキから回収し、再利用しています。コリーの目標は廃材を価値のあるものに変えながら、さらにその先を目指すこと。まさに、想像を超える見事な仕上がりです。コリー、本当にグレートでした。おめでとう!」

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─ ポール・ナウディ

「コリーをはじめファイナリストの皆さん、エントリーしてくれたすべての方々、パートナーのサーフライダー・ファウンデーション、この素晴らしいインベントに関わってくれたすべての皆さんの環境を想うサスティナブルな取り組みに、VISSLAから多大な感謝を」

https://www.vissla.com/pages/creators-innovators-upcycle-contest

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