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アフェンズやエポキといった気鋭のレーベルを日本に紹介している万歳“ビバ”泰道さん。10代後半から20代前半の多感な8年間を、当時のロサンゼルスのリアルなシーンに身を置いてきたこともあり、触れてきた音楽の密度も非常に高い。
「ロサンゼルスでいまもファッションデザイナーとして活躍されているアレックス・B・ヤマグチさんのところで働いていた2年間は、サーフィンのスタイルやファッション、音楽などたくさんの影響を受けました。アングラのラジオ局KCRWもそのとき知ったんです」
DJとして活動し始めたのは帰国後、24歳のときから。
「現在の会社のメインコンテンツであるアフェンズと初めに契約交渉した際、僕がサーフィンだけにどっぷりではなく、DJや音楽など他のカルチャーにも精通していたことをブランドのオーナーが気に入ってくれての契約成立でした」
いまでもバイロンベイを訪れる際はカフェバーで定期的にDJをするなど、ビバさんにとって音楽はコミュニケーションツールのひとつとしても人生をより豊かなものにしてくれている。
ジャズやディープハウス、レゲエやロック、R&Bまで「いいオトはいい!」と触れる音楽に分け隔てがないビバさんがフィーチャーしてくれたのはヒップホップ。「今回ログラップのインタビューをさせてもらったのも影響してまして」。ビバさん、ありがとうございました!「まずは’74年リリースのサマー・マッドネス。1曲だけ選べと言われたら絶対この曲。永遠のサマーアンセムです」。う~ん、一晩中聴いていられそう。「次に、最近いちばん気になっているのが8曲目のFKJ。ラウンジでDJするときは必ずかけます。夜の海辺が似合いますね。そして最後は’14年夏の満月の夜にロサンゼルスのグリークシアターで観たライブが忘れられないジュラシック5。親友からのギフトでした」。DJとしても活躍されているだけあってリストを通じてのストーリーは秀逸だ。
万歳 “ビバ” 泰道
1980年生まれ。’96年に渡米。ミュージック、サーフ、ファッション、アートなど南カリフォルニアのカルチャーに触れる。’04年に帰国後、ファッションブランド “Xerosen”の立ち上げに参画する傍ら、DJとしてのキャリアをスタート。現在は株式会社PMAのCEOとしてアフェンズやエポキなどを世に送る。
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photo◎Pak Ok Sun
text◎Isao Negishi(KUJIKA)
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