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「憧れの生活がこの地でくっきりと見えたから、
高知への移住を決めたんです」
――山本純一さん
「苗木を植えて50年後のイメージって実際わからないですよね。でもそのビジョンを持って行動している先輩がいて、林業ってすごいなと思います。人目には触れづらいけど、その先は誰かの家とか家具とか、生活に関わってくる」
誠さんはふたりの子どもたちと共通の趣味を通して関係を育んできた。一緒にバス釣りへ、時には海へ。有名な川もあるし、その辺にある池も調子がいい。遊び場が全部自然。魅力的な環境が高知には揃っている。
急斜面で作業することのある林業は、時に命懸けだ。だけどそれは海にパドルアウトした時のサーファーの感性にも似ている。
「クルマで山には入るけど、細かい作業は自力です。どういうルート取りで行こうかと考えます。伐採する時は風を読むんです」と純一さん。彼は高知県でも数少ない特殊伐採を担当する。むずかしい伐採を成功させるため、彼はツリークライミングをする。木から見た景色を確かめるのだ。
「日常だとなかなか見れる景色じゃないですよね」
柔らかなピンクと白のコントラスト。ヒノキを前に背筋が伸びるような気持ちになる。その香りは、この地が本来持つエネルギーだ。森が美しければ海もまたいい。だから高知の波は最高なんだろう。
photo◎Kenyu
text◎Akemi Kan
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