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I’M HARPER 〜自己満足に、生きる。〜
Presented by I.W.HARPER
「自分にしか撮れないものを探しつづける」
自分の信じたものに、繰り返し情熱を注ぐ。その姿は輝きを放ち、決して自分のスタイルを失わない。そんな人物を紹介する「I’M HARPER」。今回話をうかがったのはフォトグラファーの今井暖さん。スポーツシーンをドラマティックに切り取る今井さんが、ライフワークのゴルフ、そして趣味のサーフィンから得た人生の学びとは。
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——これまで数々のスポーツシーンを撮影されてきた今井さんですが、なかでもゴルフにかける情熱は特別であるように感じます。
もちろん他のスポーツも撮影しますが、被写体として最も心躍るのはゴルフですね。2022年には4大メジャーのひとつであるマスターズ・トーナメントと全英オープンに、フォトグラファーとして携わることができました。
——すばらしい実績です。でも、ゴルフを始めたのは26歳だったんですよね。
そう、そんなに早くないんです。しかも当時はぜんぜん乗り気じゃなくて。僕、あまのじゃくなんです。ところが、とうとう断りきれなくなり、友人の練習に付き合うことになって……。
——はまってしまったんですね!
その通りです。あの頃、しつこく誘ってくれた友人には頭が上がりません(笑)。
——聞くところによると、サーフィンも同じだったとか。
東京から鎌倉に移住してからというもの、ことあるごとに「サーフィンやりなよ」と周囲に言われて。そのときも「やるもんか」と意地になっていたんですが、四十の手習いで始めてみたら楽しくなってしまって。40歳で本格的にサーフィンを始めました。
——歩踏み出すことで初めて分かることがあったんですね。
間違いなく、26歳と40歳はターニングポイント。それだけに食わず嫌いのままスルーしていたらと考えると恐ろしい。新しいことを前にしたときは、まずやってみることが大事ですね。僕がサーフィンとゴルフから学んだことのひとつかもしれませんね。
——今ではゴルフとサーフィンを被写体にして仕事をされていますが、その両方に通じる魅力は何だと思いますか。
想像力を働かせられることですかね。海と芝生、どちらも広大なフィールドが舞台なので、思ってもみなかった構図や画角で対象を切り取れることがある。他のスポーツと比べて、その点では創意工夫のしがいがありますね。
——その中で今井さんが撮影で大切にしているモットーはありますか?
自分にしか撮れないものは何か、つねに探すことですかね。ゴルフトーナメントで例えると、ある選手の優勝がかかった一打。本来ならその人の表情やスイングにフォーカスしますよね。そんな状況で選手の一挙手一投足を見逃すまいと固唾を飲む観客の顔、その背後に音ひとつなく広がる緑、その景色にたたずむ選手、何故かそっちを狙いたくなってしまいます。そうやって探し続けた先に2度と出会えないようなシーンに遭遇することができたら最高ですね。
——今井さんの写真を拝見すると、小説やドラマを鑑賞しているような臨場感を覚えます。
そう言っていただけると、写真家冥利に尽きます。選手の心理状態とか会場の雰囲気とか、そういった目に見えないものまで伝えることが僕の役割かなと。写真を見た人が次は自分も会場に行ってみたいと思ってくれる、そんな写真が撮れたらと思っています。
——この先、フォトグラファーとして活動する上で目標にしていることは。
ゴルフって、サーフィンとはまた違った“入りにくさ”があると思うんですよ。その障壁を取っ払って、若者や子どもたちにとってゴルフを“ラフで格好いい遊び”にすることが僕の目標のひとつ。いずれハワイやカリフォルニアのように半パン、Tシャツ、ビーサンの出立ちで、誰もが気軽にプレーするような環境が広がれば最高ですね。
——写真を通して伝えられることがたくさんありますね。
ゴルフの堅苦しいとか敷居が高いというイメージを少しずつでもいいので変えていけたら嬉しいですね。ゴルフやサーフィンを知らなかった僕が今ではすっかりその魅力にハマっています。写真を通してその魅力を伝えることが僕のこだわりでもあります。
——こだわりといえば、I.W.HARPERは「自己満足に、生きる」をメインコンセプトにしています。このメッセージを聞いて思い浮かぶことは何でしょう。
モットーの話にも通じますが、“自分にしか撮れないものを探す”ということは、答えのない問題を解くようなものなんです。正解は自分で決めるしかない。そのなかで用意されたものを撮らされるのではなく、狙って“撮る。変な話ですが、そのシーンが魅力的なら、誰がクラブを握っていても関係ないんです。
——今井さんらしい回答ですね。では、リフレッシュのためにお酒を飲むことはありますか?
もちろんありますよ。最近は1杯目にビール、2杯目にハイボールを飲むことが多くて。疲れた体にはほどよいアルコールと炭酸が一番ですね。
——I.W.HARPERオリジナルカクテルのハーパーソーダを飲んだ感想を聞かせてください。
原料の8割以上をトウモロコシが占めているだけあって口当たりなめらかで、スルッと飲めてしまいます。でもハーパーの好きなところは、“飲みやすい=どこでも飲める”わけではないところ。居酒屋でなくて、バーでハイボールを飲むのがいいんですよ。気持ちがしゃんとします。
——ハーパーでは、アルコール飲料のただしい飲み方を広める「DRINKiQ」を啓発しています。この取り組みに感じることは。
いいことだと思います。失敗して覚えることもあると思うけど、分かりやすいガイドラインがあることは飲酒文化の裾野を広げるんじゃないかな。サーフィンやゴルフの魅力を広めるために僕が写真を撮っているのと似た部分もあるかもしれません。
——本日はありがとうございました。この後は引き続き、お酒を楽しんでください!
こちらこそ。ではお言葉に甘えて、ハーパーソーダの2杯目をいただきましょう!
photo◎Kuniyuki Takanami
text◎Ryoma Sato
special thanks◎Wolf Moon The Bar
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