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海とあそび、森とつながる。高知県で理想の暮らしを送る4人のフォレストワーカーたち

海とあそび、森とつながる。高知県で理想の暮らしを送る4人のフォレストワーカーたち

高知には身近に楽しいスポットがありすぎる。
僕も子どもになります」
――山本 誠さん

「この場所が好きで戻ってきました。でもせっかく新しく仕事をするなら地元を盛り上げることをしたい。だったら森林率ナンバーワンの林業じゃないかと」

県土の84%が森林の高知県は、複雑な地形と黒潮による温暖多雨な気候が影響する。空港に降り立つとふわっと香る南国感、同じ四国でも瀬戸内海側とは違うスケール感。しかし日本の本州のそれとは違い、穏やかな空気が流れ続ける。スギとヒノキ、ふたつが主流の高知で、特にヒノキが育つ四万十市の魅力を今に伝える。

山本誠さんの作品にはていねいな手仕事を感じられる。ひとつ手間をかけることでヒノキは輝く。それは木の性質を知っているからだ
森林率が日本で最も高い高知県。海もすごい、山もすごい。その景色にただ感動する。植える、伐採するには意味がある。山の循環、土地の循環。それは波となって海に届く

「環境保全に興味があって、都心にいる時からそんな会合に参加していました。おばあちゃんから聞いていた稼業の話とかも思い出して。いや、高知ってすごい場所なんじゃないかと」

雨が降ると林業の仕事はストップする。そんな環境を活かしながら、自宅に残された工具でフィンボックスやカッティングボードを作る。自分が伐採した木ではないかもしれないけど、廃材になる何かも形にしたいと願っている。木を育て、木で表現する。当たり前のようでいて、便利な世の中ではもう希少だ。今日も変わらず動く先代機械を目にして言う。

山本 誠 / 四万十市にある山本建具店の長男。この土地の魅力を最大限に活かし、林業と木工製作に従事。美味しいものと自然が子どもを育ててくれる。高知の良さは離れてから分かる。Uターンで感じた純粋な感性を作品で表現する

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2025年5月10日発売

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2025年5月10日発売

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スタッフ募集のお知らせ。Blue.より

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海とあそび、森とつながる。高知県で理想の暮らしを送る4人のフォレストワーカーたち

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