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「高知の波はとってもパワーがある。
ずっとここがいいな、と思える」
――田所さん
「地域のためや環境のため、林業にはお金では計れない価値があると思います。社会貢献度が高いことをもっと多くの人に知ってほしい」と4人が関わる中村市森林組合の参事・立石さんが教えてくれた。彼は高校卒業後に大阪で就職。25歳で地元の高知県へUターンした。大都会で忙しく働き、自然とは遠のいた暮らし。その後に戻った故郷は想像以上に魅力的な場所だった。
「いいサーフポイントがたくさんあるし、釣りもそこら中でできる。今は家庭菜園もやっています。家族と一緒に過ごせる時間が増えたのも幸せの理由ですね」
双子の姉妹を子に持つ立石さんは、彼と同じくサーフィンにハマった子どもたちと毎週海へ向かう。ゲームで遊ぶことが主流となりつつある現代社会、子どもたちは驚くほどアクティブだ。家族と一緒に海で過ごす妻の亜美さんは言う。
「子どもたちは本当に健康。サーフィンを始めて身体が強くなっているのかな。ここは遊び場が多いし、子育てしやすい。近所の人も周りの子どもを気遣ってくれるから、安心感があります」
あえて町から少し離れた場所に自宅を構える立石家は、常に開放的な雰囲気。庭でいつでもバーベキュー、それが当たり前の暮らしだ。住宅が密集していないから、近所とも心地よい距離感がある。大阪時代から始めたバンド活動も地元で復活。部屋でギターを掻き鳴らしても誰にも迷惑をかけない。だけど海も職場も近い。
「子どもたちには本気で遊べ、といつも伝えています。ここには豊かな自然があるから」
そんな立石さんの人間性に惹かれて中村市森林組合に就職したのは山本誠さん。彼の実家は3代続く建具店で、木には幼い頃から親しんできた。家業を継ぐため、都心で修行。インテリア雑誌に取り上げられるほどの実力を得て、地元の高知へUターン。今はふるさと納税返礼品も製作している。
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