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パタゴニア「ユーレックス・レギュレーター・ウエットスーツ」でLet’s Surf !

パタゴニア「ユーレックス・レギュレーター・ウエットスーツ」でLet’s Surf !

皆さまこんにちは、Blue.編集の戸井田です。

パタゴニアからお声がけいただき、新しくなった「ユーレックス・レギュレーター・ウエットスーツ」を着用してきました。

仕事柄、さまざまなブランドのウエットスーツを紹介する機会をいただいておりますが、さすがにすべての新作を試着したり、購入したりは難しく、こういう機会をいただけるのは本当にありがたいです。

さて、ユーレックスと言えば?

そう、再生可能な植物由来の天然ラバーです。再生不可能なネオプレン生地に代わる素材として、パタゴニアはその開発に大きく寄与してきました。ユーレックス・ウェットスーツを製造した最初のブランドでもあります。

さまざまなメディアが参加し行われたパタゴニアのメディアキャンプ。 ©Junji Kumano

パタゴニア主催のメディアキャンプが実施されたのは10月の千葉・御宿~部原。サーフィンに勉強会に、とてもいい時間を過ごさせていただきました。が、1ラウンドの試着では正確なレビューは難しいかなと思い、別のタイミングで訪ねた11月の福島と、湘南でも着用してきました。下記にデータを記します。

10月12日【千葉部原】うす曇り/気温19℃/海水温24℃
11月12日【福島】雨ときどき曇り/気温7℃/海水温18℃
11月20日【湘南】晴/気温16℃/海水温20℃

なお、僕が着用したのはユーレックス・レギュレーター・ウエットスーツ「R3」です。

パタゴニアのサーフ担当、牧野知生さんと、双子玉川店スタッフの秋山日菜乃さん。着用しているのはもちろん R3 ユーレックス・レギュレーター・ウエットスーツ。お二人ともエキスパートで、記事トップのライディングは牧野さん。スタイリッシュ! ©Junji Kumano


Patagonia ウェブサイト製品ページより(2023年12月現在)

生地厚は4.5×3.5mm。パタゴニア公式ウェブサイトの製品解説には、適応水温についてこう記されています。

「9℃~13℃の水温に最適 (※米国カリフォルニア基準、日本ではプラス約5℃目安)」

この表記に思わず「わかるなぁ…」と頷いてしまいました。

海外へ行くと、日本人の感覚では信じられないほど薄いウエットスーツを着ている(または着てすらいない)サーファーをよく目にします。「肌温度が違うのだろうね」という会話になりますが、調べてみると単なる空言ではなさそうで、育った環境や人種、体格により体感温度というのはかなり差があるようです。

一般論として日本人はあまり寒さに強くなく、さらに湿度が高い環境下で生きているため、熱や湿気を体外に放出しやすい(=蓄熱しにくい)体なのだとか。もちろん、ひと口に日本といっても南北に広いので、地域差や個人差もありますけどね。 ただ、日本のサーファーはウエットスーツの品質に対してとてもシビアなぶん、「快適(適温)」と感じる水温域はかなり狭いかもしれません。

さて、そんなR3の適温「9~13℃」に +5℃ すると「14~18℃」になります。日本だと、この水温帯はネオプレンの3㎜フルスーツからセミドライへ移行するくらいの季節ですかね。湘南以南の感覚だと、好天なら真冬もOK。気温が低かったり風が強い日は初冬まで(またはインナーを来て冬もカバー)という感覚かな。エリアによっては年間でいちばん長く着用するカテゴリーだと思います。

では、実際に着てみてどうだったの? という話は後ほど。まずはユーレックス・レギュレーター・ウエットスーツの基本事項についておさらいしましょう。

袖の裏地には「NEOPRENE FREE」(ネオプレン不使用)のアイコニックなプリントが入る。 ©Junji Kumano

ユーレックス・レギュレーター・ウエットスーツ
基本性能

■ ユーレックス天然ラバーが主原料
再生可能なユーレックス天然ラバー。最長30年間ラバーを生産することができるヘベアの木から採取され、従来の再生不可能なネオプレンの代替となる素材。なお、パタゴニアはユーレックスの開発に寄与し、ユーレックス・ウェットスーツを製造した最初のブランドです。

■ FSCR認証済み
ラバーの原料の供給元は、レインフォレスト・アライアンスによるFSC(森林管理協議会)認証済み。それは世界のゴム産地のように、雨林を新たに切り開いた農地に植えられた木々から採取されたものではないことを意味しています。

原料染めのライナー
内側のライナーと表面素材を黒い原料染めに切り替えることで、ウェットスーツ1枚につき100リットルの水を節約。従来の染色過程に比べて水の使用量を90%削減しています。

■ 接着剤AquaA
ユーレックス・フルスーツ全体の生地のラミネート加工に採用した水性接着剤「AquaA」は、有害な揮発性有機化合物(VOC)は不使用。従来のウェットスーツに使用されている溶剤性接着剤と同様の耐久性を備えています。

2023FWシーズンからの
新しい特長

■ 新しいライナー
ソフトで耐久性に優れたリサイクル・ナイロン100%のライニングを腕と脚に使用。外側表面はリサイクル・ナイロン83%/リサイクル・ポリウレタン17%混紡。

■ 新しい縫い目の配置
パタゴニアのリペアチームとデザインチームの協働の結果、新たな配置の継ぎ目が水漏れを解消するとともに、着用のしやすさを改善。より伸縮性に優れた快適な長持ちするウェットスーツを実現。

■ 新しい非腐食性ジッパー
交換可能な非腐食性のリリ・ジッパーは、優れた密閉性を提供し、ウェットスーツの寿命を延長。

■ タイガー・トラックスの迷彩柄
ゆったりとした編み目の内側のニットをジェリー・ロペスの迷彩柄で再デザインし、速乾性を維持しながら保温性と柔軟性を促進。

……というわけで、トータルでブラッシュアップされていますね。加えて、パタゴニア社内で再設計とテストを重ね、柔軟性・伸縮性・耐久性がさらに向上していることも重要なポイントとして加筆しておきます。

ではでは、次ページにて着用してみた個人的なレビューを記しておきたいと思います。

右は私。久々に会った木下デイヴィッド さんとウエットスーツ談義。 ©Junji Kumano

BLUE. 100

2023年11月10日発売

[通巻100号記念特集] 100人のサーフ観

2023年11月10日発売

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