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すべての夢は想像からはじまる、というコンセプトのもと、さまざまな空間プロデュースを手掛ける『80プロジェクト』。この連載は、代表の石川さんが九十九里某所で出会った凸型(コンベックス)の土地をきっかけに、活かしきれていない地方の土地で豊かな夢を描けないか? という思いからスタートしたもの。今回は、その土地に置かれるべくアメリカからやってきたキャンパー……と共にやってきたパネルバンのお話。
Blue.(以下:B): あれ、石川さん。今回はパネルバンだけですか?
石川(以下:石): 土地やキャンパーは施工前の下準備があるので、その間にパネルバンを進めていました。
B: もとは石川さんが個人的に探していた車両ですよね。たしかに、前回とだいぶ違いますね。荷室の内はコンクリートですか?
石: これはモールテックスという薄膜モルタル。柔らかくて歪みに強く、曲面にも使える素材なんです。一般的なコンクリートは厚く盛りますが、モールテックスは薄くても大丈夫で、今回は3mmほどの塗り厚です。なので軽い。せっかくつくるなら、僕たちの生業である建築の知識を活かしながら車を仕上げたいなと。
B: なるほどぉ。リアのハッチもだいぶ仕上がっていますね。
石: こちらもワンオフです。独房みたいですよね(笑)。今後、外装はボードを置けるラックや屋外シャワーをつけて、内装はベッドやクロークを設置します。
B: いい感じ。完成が楽しみです。でも、このバンはザ・コンベックス(九十九里の土地)に常設するわけじゃないですよね?
石: はい、どこにいても事務所代わりに使えるように。最初は個人的な願望でしたが、仕事のエリアが地方にも広がり本格的に必要になってきました。
B: それならザ・コンベックスでも活きますね。シゲさん(アドバイザーを務める市東重明)のオフィスになりそうな予感大。 石: イメージソースがシゲさんなので、ありえますね(笑)。
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