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「おっと、そうきたか」というのがBlue.のファースト・インプレッション。
有名どころのボード・ブランドやシェイパーとのコラボならまだしも、ラミネート・ファクトリーとは。マニアックのひと言。でも、それがたまらない……と思ったのはBlue.だけじゃないはず。
最初に説明しておくと、Lamination San Diego(ラミネーション・サンディエゴ)は2021年にジョエル・チューダーが立ち上げたファクトリーだ。
「いつかラミネート・ファクトリーをオープンして、僕たちにすべてを与えてくれたこの業界に恩返しをしたい」と、かねてからジョエルは思っていたのだとか。
チューダー・サーフボードやザ・フエボクラブを通じ、多くのシェイパーたちと関わりながら最高峰のサーフボードをディレクションし続けているジョエル。彼にとってグラスワークはシェイプと同等にサーフボードのクオリティを左右する重要な領域。ラミネーション・サンディエゴの創業は真に念願だったはずだ。実際、世界屈指のグラッサーと呼ばれるアレックス・ヴィラロボスを筆頭に、すご腕のクラフツマンたちが手掛けるラミネーション・サンディエゴの評価はつとに高く、仕事を依頼したいと願うシェイパーが後を絶たない。
あーまずい。話がどんどんマニアックになっていく……。これ以上書くと本題にたどり着けなくなるのでこの辺で。つまりラミネーション・サンディエゴとのコラボは、南カリフォルニアのボードカルチャー・ファンにとっては「そうきたか、でも最高!」な選択だってこと。さすがの目利きとコネクション、RHCに拍手。
しかも、アイテムのベースはDickiesで、ファクトリーの職人たちも実際に着用しているリアル・ワークウエア。これ、まじでほしいんですけど。
アイテムはショートスリーブ・シャツ、ジャケット、パンツ、ショーツの4タイプ。
企画が決定し、RHCが目指したのは温暖なサンディエゴで作業するビルダーたちに、快適な着心地とタフさを提供すること。その実現に向けて声をかけたのがDickiesで、軽量なTCツイルのワークウェアをベースにオリジナル・シルエットを製作。ボックスタイプだったシャツの丈は程よく短く、ジャケットは長めにするなど、デイリーユースにも使えるスタイリッシュなデザインに仕上げている。
パンツはディッキーズの定番874がベース。ショーツにはペン差しやフォンポケットを配し、使いやすさとデザイン性を両立した。
そしてトップスの最大のポイントは、ジョエルが手掛けたアートワーク”THE HIGHPERFORMER’S”の刺繍だ。
ジョエルはかねてからアートに関してはややブラックな表現を好み(アート全体に言えることだけど)、こちらもラミネーション・サンディエゴ(略してLSD)でハイになる、という隠喩と、ハイ・パフォーマンスを約束するファクトリー、というメッセージをかけている。
今日もファクトリーのクラフツマンたちは、このワークウェアに身を包み、フォームと樹脂にまみれながら作業にあたっている。かなり貴重なアイテムだけど、きれいに着こなそうなんて思ったらクラフツマンたちに怒られそう。ガンガン着て、リアル・ワークウェアの味を出したい。
アイテムのリリースは4月15日(土)。取り扱いは全国のRHC ロンハーマン、ロンハーマン「R」各店、ロンハーマン公式オンラインストアで販売スタート!
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