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HOBIE SURFBOARDS Thagomizer 9’6″

posted Sep 2, 2021

 

HOBIE SURFBOARDS
Thagomizer

 

◎Shaper:ゲイリー・ラーソン
◎Size:9’6″×23 1/2″×3″
◎Price:¥242.880(フィン付き)
◎Surfer:武藤龍寿(180㎝/76kg)

 

ホビーの伝統と革新的なアイデアが形になったサゴマイザー。ワイドテールのノーズライダーは世界のロングボードシーンの新潮流だ

 

9’6″のボードに対して、フィンはやや立ち気味の9.75をセッティング。ピボットターンも使いたいのでレイクが強過ぎないデザインがおすすめ

 

 

1950年の創業以来、いつの時代もサーフシーンの先頭を走ってきたホビー・サーフボード。創業者のホビー・アルターはバルサボードの時代にウレタンフォームのブランクスを開発し、当時ラミネーターだったゴードン・クラークにクラークフォームを設立させるなどサーフインダストリーの発展に尽力。そしてフィル・エドワーズからタイラー・ウォーレンに至るまで、時代ごとにトップライダーを育てながらサーフカルチャーに貢献してきた。その結果、今や市営の公園にホビー・アルターとフィル・エドワーズの像が建つほど、ブランドはサーフィンの枠を超えてカリフォルニア・ダナポイントの街のアイコン的な存在となっている。

ゲイリー・ラーソンは老舗ホビー・サーフボードを支える現在のメインシェイパーだ。名匠テリー・マーティンと長きにわたりシェイプルームをシェアし、歴代モデルのすべてを叩き込まれたゲイリーの腕は抜群で、バルサボードからマルチストリンガーボード、ミッドレングスにスラスター、何から何まで完璧なシェイプをこなす。カレッジの講師も務めるほど、物事に対して理論的。そして多くを語らず、黙々とシェイプする彼の内面は、美しい仕上がりのサーフボードを見れば伝わるはずだ。

ワイドテールが目を引くこのモデル、サゴマイザーはゲイリーが生んだモダンノーズライダー。極端に幅広なテール、パラレル気味なアウトライン、緩やかなロッカーはすべてクリティカルなセクションで長いノーズライディングをメイクするためにデザインされている。またテールに対してノーズはややナローに設定してあり、ノーズライド時のコントロール性を高めた。またテールをワイドにするほど失われてしまうターンの性能についても申し分なく、さまざまな波のコンディションで楽しめるという優れもの。2020年代のロングボードのアイコンになること間違いない1本だ。

 

 

IMPRESSION

「何と言ってもハングテンが気持ちよかったです。ちゃんとボードがロックして、ノーズが上がっていきながらもスムースに横に走ってくれます。ちょっとトロくても掘れた波でも、テールのエリアがわりと薄いので波に噛みやすい。そしてワイドな分、水がデッキ側により乗ってくる。だからノーズライディングがすごく安定する。あとターンに関してもオールラウンドです。ノーズライダーって動かしずらいイメージがあるけれど、このボードは違う。一般的には『テール幅が広いと動かしずらいんじゃないの?』という認識があると思いますが、ロッカーやボトム形状のバランスがいいから、ピボットターンもできるしドライブターンもできる。重さはしっかりあるので、小柄な男性や女性の方は少し短く、軽めにオーダーするのもありだと思います。とにかくノーズライドをしたいという人におすすめですね」

 

やや薄めのワイドテールがしっかりボードをホールドするため、ノーズライドの安定感は抜群だ。薄めのノーズコンケーブによるスムースな加速も持ち味

 

緩やかなロッカーとワイドテール、ストレート気味なアウトライン、そして全体をつなぐスムースなシェイプによりテイクオフは驚くほど速い

 

サゴマイザーはノーズだけでなくテールコントロールもいい。コツはしっかりテールを踏み込むピボットターンを軸にドライブさせること

 

=Special Thanks=

カイマナトレーディング
0466-25-9990
www.hobie.co.jp

 

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movie:Masataka Kiyono
photo:Yuichi Toida(Blue.Magazine)
text:Jun Takahashi


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