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2022年に告知された『Vissla ADD COLOR Surfboard Art Contest』の表彰式がカリフォルニア・サンクレメンテで催されました。
世界中から応募があった作品を審査したのは、アーティストのドリュー・ブロフィ―、トーマス・キャンベル、ジェイソン・ウッドサイド、そしてすご腕グラッサーのアレックス・ビラロボスという、Blue.的には超豪華メンバー!
当日はドリュー・ブロフィ―のスタジオに入選した15本のボードが展示され、夜のパーティでベスト3の作品を発表。ウィナーには賞金5000ドルが贈られました。
では、動画と共にドリュー、トーマス、アレックスのコメントをご覧ください。オリジナリティを愛すること、ビルダーへのリスペクト、技術の追求……3人のコメントが、このイベントの魅力を端的に表していると思います。
Drew Brophy
「ドリュー・ブロフィーです。サンクレメンテにあるブロフィー・アート・ギャラリーは、私のスタジオスペースを兼ねたアートギャラリーです。今回ここでVISSLA アド・カラー・サーフボード・コンテストが開催されることをとても嬉しく思っています。
創造性や多様なテクニック、イノベーションなどあらゆるものを目の当たりにできて感動しています。何千もの応募のなかから厳選された15作品には驚くばかりです。残念ながら私は審査員なので3作品を選ばなければなりませんでしたが、すべての参加者が素晴らしい作品作りを成し遂げてくれていました。
皆さんがこれからもアート・クラフツマンシップ、ハンドメイド・スキルを探求し続けてくれることを願ってます。それは我々がサーフボードやサーフィンを愛しているという証です。多くのサーフボードがハンドメイドではなくなっている現状において、今回の催しはサーフボードへのリスペクトはもちろん、サーフボード作りに関わるすべてのビルダーたちへのリスペクトです」
Thomas Campbell
「トーマス・キャンベルです。かつては僕もここに住んでいましたが、今は別の場所で暮らしています。人それぞれの創意工夫が込められたクールなボードは見ているだけで、とても興味が湧いてきます。私が感動したのは、ほとんどの人がサーフボードの非常識ともいえるアプローチを取り入れていた点です。通常、常識から外れたことをする人はあまり日の目を見ないものです。でも、人はより変わったものを求めているので、常識とかけ離れたことほど興味をそそるんです。それを深く表現することが何より大切なことだと思います」
Alex Villalobos
「アレックス・ビラロボスです。ラミネーターをやっています。とてもクールな作品ばかりですね。それぞれがオリジナルのアイデアを込めていることに感心しています。レジンワークは本来その特性から、時間の制約をはじめとてもフラストレーションがたまる工程です。それは本当にやりたくない作業とも言えますが、同時に、極めたい作業でもあります。ただひたすら、こだわりを持ってやり続ければ、自ら道を切り開くことができるはずです」
……というわけで、そんな3人(とジェイソンを含めた4人)の審査員が選んだ受賞作はこちら。全貌は動画をご覧くださいませ。
さまざまな技術が発達した今日においてなお、サーフボードはハンドクラフトであることがひとつの価値であり続けています。ギアとして、ときにギア以上の存在として。
職人が追及する機能的な側面と、感性に訴えるアーティスティックな側面。その両方が一枚のサーフボードに息づいているところに、サーフィンがスポーツという一語ではくくれない、カルチャーたるゆえんが示されていると思うのです。
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