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「SANU 2nd Home 一宮 1st」にBlue.チームで泊まってみたら

「SANU 2nd Home 一宮 1st」にBlue.チームで泊まってみたら

2023年12月某日、千葉・一宮にオープンした「SANU 2nd Home 一宮1st」を訪ねたBlue.チーム。「撮影がてら泊まってみない?」と誘ってくれたのは前Blue.編集長の林さん(林芳史)。現在は独立し会社を設立して活躍中の林さんは、SANU(サヌ)一宮 1st 開業PR業務をサポートしていたのだ。
というわけで、この日は林さん、現編集長の戸井田(私)、Blue.広告企画の藤田氏、フォトグラファーの三浦安間さんという、男だらけ4人でサーフィン合宿……あ、まちがえた。SANU宿泊体験。夜は近隣に住む藤田家のご家族や友人も招いて冬鍋会! お酒が入ったら主題が遭難しそうなので、その前に、まずはSANU談義とまいりましょう。

チェックイン前にレッツサーフ。仕事にかこつけて、ここぞとばかりに一宮の波を満喫。さすが平日、空いてる!

ミッションは
“Live with nature/ 自然とともに生きる”

戸井田(以下: 林さん、今日はお誘いありがとうございます。林さんのあばらのヒビが治るのを待って撮影が12月にずれこみましたが(笑)、久々にみんなでサーフィンできました。

林(以下:H) 一宮を訪ねてサーフィンせず、しかもみんなのサーフィンを見学するなんて耐えられない。

 たしかに、それはキツい(笑)。明日はさらにサイズアップするみたいだし、一泊にして正解でした。すでに取材なんだかプライベートなんだか、わからなくなっていますが、僕は帰ったら原稿を書くというミッションがあります。吞みながら取材できるほどみんなオトナじゃないのは分かっているので、夕食前にSANUについていろいろ教えてください。

 それは自分も呑む前に話しておかないと危うい。今のうちになんでも聞いて!

 ですよね。まずはSANUの特徴から入りたいんですが、そもそもの話サブスクリプションでの滞在スタイルということ自体、日本では珍しいですよね。

 うん、そう思うよ。SANUに関して言えば、別荘のサブスクを日本で初めて開始したカンパニー。具体的には “自然の中で暮らしたいと思う人が、日本中の美しい山・海・湖に自由に泊まれる「自然の中のもう一つの家(セカンドホーム)」を持てる” というサービスを提供しているよ。今回紹介する一宮は、SANUとしては初となる集合型のアパートメント・スタイルだけど、他の施設の多くはキャビン・スタイルという戸建て型。風光明媚なロケーションで、お世辞ぬきで建築デザインも素晴らしいものばかりだよ。

エントランス越しに広がる開放的な室内。SANUの建築デザインは拠点を問わず、人にも環境にもやさしいサスティナブルな設計で一貫している。「SANU 2nd Home 一宮1st」の詳細については最下のリンクよりアクセスを

 現在はどんなエリアにあるんですか?

 2024年1月時点で八ヶ岳や白樺湖、那須や軽井沢、伊豆高原など、全国各地に15施設78室。いまは山沿いの拠点が中心だけど、じつはSANUを発起したふたりのうち、ひとりがハイカー、もうひとりがサーファーという背景があって、この一宮をスタートに、今後は伊豆や奄美大島などサーファーにもぴったりな拠点がどんどん増えていくよ。

 おー。根拠あっての一宮なんですね。それはうれしい情報です。ただ、5万5000円(税込)という月額は決して安くはないですよね。このあたりについても聞きたいです。

 SANU 2nd Homeを別荘に例えると、月額5万5000円(税込)を1年とすると66万円(10年で660万円、20年で1320万円、30年で1980万円)。この金額だと別荘の購入は難しいよね。

 購入できるとしてもエリアや物件は限られるでしょうね。それとは別に固定資産税や維持費も掛かってくるし。賃貸ならそれよりも安く借りられるけど、別荘にせよ賃貸にせよ拠点はひとつだから、そこはSANUと大きく違いますね。

まるで美術館のような佇まい。デザインそのものが美しいからつい見入ってしまう

  今年末には北は北海道ニセコ、南は奄美大島まで30拠点200室に広がる予定だし、5.5万円で日本中の自然の中で暮らせる体験ができるのはいいよね。SANU2nd Homeが届けたいのは「都市と自然を軽やかに行き来するライフスタイル」。人生をより豊かにするための選択肢だと考えるのがいいと思う。

 人生の価値観をどこに置くか、ってことですね。そして一宮もそうですが、写真を拝見するとどのキャビンもかっこいいですよね。フォトジェニック。これらはすべてSANUが新築で施工しているんですか?

 現在ある施設の多くはSANUが手掛けたもの。デザインはもちろん、素材から工法に至るまで、サスティナビリティについてはこだわってる。参考までに、一宮は海まで徒歩数分だけどオーシャンビューではないので、アパートメント・スタイルにすることでスケールメリットを出して、敷地全体で木や採光の温もりを感じられるような設計になっているよ。

『Overview Coffee Ichinomiya』にて。アフターサーフのコーヒーは格別。右は私(戸井田)、左は藤田氏

定期的に自然に通い、暮らす
体験という価値観

 解説、完璧ですね林さん……呑む前に聞いてよかった(笑)。たしかにオーシャンビューではないけど、サーファーは潮風が強い日のデメリットもよく知っているから、適度な距離(徒歩数分)があるのはむしろ納得です。あと、オーバービューコーヒー(カフェ)やソイルワーク(ワーキングスペース)があるのもアパートメント・スタイルの良さでしょうね。ところで、宿泊する代表者がSANUのメンバーなら、家族や友人も宿泊できるのですか?

 それはもちろんOK。実際に宿泊する代表者がSANUの会員であることは必須だけどね。(個人契約の場合。別に法人契約もあり)

 じゃあ、一宮の場合は1部屋に4人泊まれるから、友人3人を招いて宿泊できますね。もしも僕がサーフィンスクールの主催者なら、良心的だと思える宿泊費をいただいて、月に一度ショートトリップを開催することも考えるなぁ。奄美や伊豆がオープンしたらさらに楽しくなりそう。

※月額とは別途、1回の滞在につき清掃料3300円。土・祝日・祝前日は1日あたり+5500円@1室が掛かります。

 そうだね。それ以前に3~4人家族だと1泊のホテル滞在でもそこそこするし、連泊はハードルが高い。一方でSANUの場合は2泊以上することでより暮らす体験に変わっていくよ。地場の野菜で料理を作ったり、気に入ったエリアに通い行きつけのお店が出来たり、カルチャーを感じながら。

 たしかに。それに一宮、伊豆、軽井沢、八ヶ岳、那須……仮に首都圏からの出発だとどこも片道3時間圏内だから、金曜に子どもが学校から帰ったら出発して、夜のうちに現地に着いちゃえば、週末はフルで遊べますね。なんか、イメージ湧いてきました。僕は子どもと海にも山にも行くので、季節に合わせてサーフィン、ハイク、スノーで使い分けたいところ。これだけの施設があるなら、サーフィンだけに限定するのはもったいないです。

近隣に住む藤田氏の奥様や仕事仲間の万歳さんも遊びに来て晩餐へ。というか、林さんが料理する姿なんて初めて見たんですけど! 自宅でリモートする機会が増えて、料理もするようになったらしい

 ちなみに今のところ1回の宿泊で連泊できるのは最大4日まで。ひと月に7泊までなら、どの施設に泊まってもOKだよ。もしチェックアウト翌日に波がよさそうな場合、翌日の予約が空いていれば延泊しても問題なし。

 そこはサーファーとしてはありがたいですね。有給取って1日延ばすもよし、今はリモートワーク可能な会社も増えているから、そのまま現地で仕事するもよし。SANUとしてはひとりひとりの生き方に合わせて自然と共生するライフスタイルを楽しんでほしい、ということですよね。メンバーとしては、拠点が増えるほど価値が高まります。

 そういうこと。だから拠点は今後もどんどん増えていくよ。メンバーはサービス開始以来ずっと満会で、今は現メンバーが予約にストレスを感じないよう、会員枠をコントロールしながら新拠点が増えると会員枠を増やしているらしい。

 すでにそこまで盛り上がっているんですね。モノよりコトの時代と言われて久しいけど、体験に価値を見出す人が増えました。サーフボードを何本も購入するより、新しい波や人との出会いこそ自分を成長させる、ということか。

 欲しいけどね、サーフボードも。

 同じく。

「家族での利用はもちろんだけど、独身で余裕があったら借りたい」という藤田さんの奥様の声に全員が共感。なにせこの風情ですから

 * 

Additional shots

安間さんにもサーフィンを楽しんでもらうため、チームに与えられたライディング撮影時間は15分。見事絵を残した林さん
「SANU 2nd Home 一宮1st」から一宮海岸までは徒歩5分ほど。サーフィンをしない人は部屋にあるピクニックセットを片手にチルタイムをお楽しみあれ

photo◎Yasuma Miura  text◎Yuichi Toida(Blue.)

SANU 2nd Home 一宮1st公式サイト >>>  https://www.2ndhome-articles.sa-nu.com/2311_surflp

BLUE. 101

2024年3月8日発売

仕事とサーフィン、みんなのバランス

2024年3月8日発売

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