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BEACHNIC 2023 Event Report.

BEACHNIC 2023 Event Report.

2023年10月1日、静波サーフスタジアム PerfectSwellを舞台にビーチカルチャーの魅力を伝えるべく企画したイベント『ビーチニック』が開催されました。主催は私たち「Blue.」と、空冷フォルクスワーゲン誌「レッツプレイVWs」。笑顔にあふれた一日を、ご報告がてら読者の皆さまにもお届けします。

BEACHNIC 2023

大好きなビーチカルチャー
その輪を明るく広げたい

2023年10月1日、静波サーフスタジアム(静岡県牧之原市)を舞台に、イベント『ビーチニック』が開催されました。当日は絵にかいたような秋晴れ。いや、夏かと思うような陽気でしたね。たくさんのお客様に来場いただき、感謝、感謝でございます。

 そもそも、なんでイベントをやるの? と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。ご存じの方も多いと思いますが、Blue.は以前、辻堂海浜公園にて「ワンカリ」というイベントを開催しており、誌面とリアルでは表現できることがまたちがうということを学びました。

 Blue.の誌面は成熟したサーフカルチャーを伝える情報が主で、読者の皆さんもサーフィンに精通している、または深く興味がある方がほとんどです。一方で、これからサーフィンを始めたい方や、未来を担う子どもたちに情報を届けるのは難しい。でもイベントなら、それができます。ワークショップやライブなどコンテンツを楽しんでいただきながら、サーフィンという文化を感覚的に触れてもらえる場です。もちろん、日頃からBlue.をご愛読いただいている読者の方々との貴重な出会いの場にもなります。今回も、旦那さまはサーフィンが大好きだけど、奥さまや子どもはサーフィンはしないというご家族も来てくださり、そのお子さまが「今日は楽しかったよ」と言ってくれたことを、とてもうれしく思った次第です。

 会場である静波サーフスタジアムの最大の魅力は「確実に波がある」こと。本来サーフィンは自然相手の文化であり、波がいい日も、よくない日もあるというのが醍醐味です。一方で、日々撮影等でその悲喜こもごもを味わっている私たちとしては、やりたい企画を遂行でき、お客様に笑顔を提供できるメリットは何物にも代えがたいです。今回、関係各位の助力を得て、たくさんの個性的なサーフボードを試乗できる「Blue.ドリームテストライド」も大好評でした。同じクオリティの波でさまざまなボードデザインを試乗できれば、性能の違いが一発でわかります。まさにスタジアムだからできる企画。こんな機会はそうないので、僕も参加したい! と思いつつ、ぐっとこらえて皆さんの笑顔に癒されておりました。また、更衣室やシャワーが完備され、ふさわしい波と優しい先生がいるビギナークラスも、初めてのサーフィン体験としてはこれ以上ない環境だったと思います。初めて波に乗る子どもたちの笑顔は宝ものです。

 そのほか、PESさんのLIVEやイラストレーターのHirockshowのワークショップをはじめ、Blue.にゆかりのあるたくさんの仲間が力を貸してくれました。そして、イベントのもうひとつの華である空冷ワーゲンのカーショーも見応えありましたね。ビーチカルチャーの魅力はサーフィンだけじゃありません。そのクロスオーバーを描くことがビーチニックの目標のひとつでした。そんなコンセプトを理解してくださり、開催を支えてくれたTUDORをはじめとするスポンサーや出展ブランドの皆さま、牧之原市役所、地元の魅力を伝えてくれたローカル・コミュニティの皆さま、見守ってくれたNSA静岡二区のサーフショップの皆さま、この場を借りて、本当にありがとうございました。姿かたちの見えない初回開催をサポートしてくれたこと、忘れません。

KNOTと共にトライした
プロとしての興行

 そして、イベントの盛り上がりを最高潮に導いてくれたKNOTについて。今回、大橋海人率いるKNOTと、私たちビーチニックは大きなトライをしました。「入場料をいただいて最高のサーフィンを見てもらう」ことです。

 野球やサッカー、バスケットなど、多くのプロスポーツは、ファンの方々が払ってくれる入場料をスポーツ発展の大きな支えとしています。プロアスリートたちも然り。でも、波の良しあしに左右されウェイティング期間があり、試合会場へのアクセスや環境のインフラがハードルとなるサーフィンは、入場料をいただくことが通常できません。でも、願わくば皆さんにも知ってほしいのです。日々努力を重ねるプロサーファーたちの「本気のサーフィン」は、報酬を得て見ていただくにふさわしい存在であるということを。舞台さえ整えば、ファンが払ってくれる入場料は、選手たちが食べていくための賞金につながったり、カルチャーの発展、やがて子どもたちの夢へとつながります。選手の本気を引き出せるサーフスタジアムは、それができる舞台です。独自のルール設定や、粂ブロスの喜怒哀楽たっぷりのMC、統括してくれた海人くん、そして最高のアクションで盛り上げてくれた国内トップクラスの選手たちに、あらためて拍手を。

KNOT The Finalを制したのは加藤翔平!

 いやぁ、それにしてもイベントを開催するって大変! 準備しているときはもう逃げたいと思いつつ、いざ会場でたくさんの笑顔に触れると、来年はこうしようとか、考えているんですよね。でもまずは無事に開催できたことを喜び、次なる目標のためにエネルギーを充電したいと思います。

 では皆さま、またお会いしましょう!

text:Blue. Magazine
photo:Kenyu , Yohei Oikawa


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