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ZBURH Blue Bird

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ZBURH
Blue Bird

◎シェイパー:森井誠一
◎ディメンション:7’0″×21 1/2″×2 5/8″
◎価格(新品):¥158,000+TAX
◎ライダー:Peter Lars Collier(180cm/70Kg)
◎photography/Takashi Watanabe(DAYLIGHT PHOTOWORKS)
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日本、ハワイ、カリフォルニアから、選りすぐられた名匠たちが手掛けるゼブラ・サーフボード。
日本の波にベストなサーフボードを30年以上シェイプし続けてきた森井誠一。
WSLトッププロのグランジャー・ラーセンのショートボードや、ワールドチャンピオンのボンガ・パーキンスのロングボードをシェイプするカール・シャーパー。
さらに最近では、ゲストシェイパーにシングルフィン・オールスターズ仙台の主催者で、フィンガー・シェイプのシェイパー横山浩太も加わり、注目を集めている。
「FUN・楽しむ」をコンセプトのひとつに、波や気分によってサーフボードを使い分けられるようにしているというモデルのラインナップ数は、各シェイパーの所有モデルを合わせるとハイパフォーマンスから、ガン、オルタナティブ、クラシックログまで、かなりのバリエーションを揃えている。
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今回はその膨大なモデルのなかから、森井誠一シェイプのミッドレングス・エッグ『ブルーバード』をご紹介。
“クラシック・パフォーマンス・シングルフィン”として2015年に開発されたこのモデルは、その名の通りクラシックスタイルをそのままにパフォーマンス性を向上。
ボトムコンケーブはライトシングルからダブル。スムーズに水を流すようボトムのセンター付近からシングルを施し、テールにかけてダブルコンケーブに。
これによりターンのきっかけをつくりやすく、Vボトムのようなコントロール性能を合わせ持っている。
エッグボードの特徴であるラウンドテールは、小波でも波を捕まえやすく回転性を向上することが目的。丸みのあるアウトラインから、初心者の練習用、小波用などと思われがちなミッドレングスのエッグだが、内には高いパフォーマンス性を秘めていることを知っておいていただきたい。

フィンは最もベーシックなアウトラインとして、多くのフォロワーを持つジョージ・グリノーの8A”を使用。ちなみにこのブルーバードは、センタースタビを取り入れた2+1セッティングや、クアッドセッティングなども好みに合わせてオーダー可能である。

★ IMPRESSION ★

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このブルーバードでクルーズするのはTHE HARDMANのショップマネージャーを務める傍ら、弊誌Blue.のモデルとしても活躍するピーター・コーリアー。
彼は静岡浜松を拠点にほぼ毎朝、必ずどこかで入水している生粋のビーチバムだ。
幼いころからオーストラリアでサーフィンに触れ、AUSクイックシルバー社に勤めていただけに、サーフィンの腕前はかなりのもの。
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ワイドでつかまりやすい波でもそのパフォーマンスを存分に発揮した。
まずは長めのレングスと、ラウンドテールが生むテイクオフスピード。
写真のとおり、このテイクオフの早さなら波が崩れる前に次のセクションへ移行でき、普段短めのサーフボードで捕まりがちな波でも抜けることができるというわけだ。
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エッグ特有のクルージング性能は、カットバック時にも実感。
ご覧のようなサーフボードの伸びが、次のアクションへの余裕を生んでくれる。

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浮力のある長めのレングスは扱いづらい……そんな概念を持っているサーファーも多いだろうが、ブルーバードは最大の個性でもある、“巻きの薄さ”によって軽くてよく動く。
70年代シングルに多く見られる、スタンダードなVボトムではなく、テール付近をダブルコンケーブにすることでターンの性能を向上しているのも、扱いやすい要因のひとつというわけだ。
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ただしあくまでもこのモデルは“クラシック・パフォーマンスシングル”。
つまりクラシックシングルフィンの性能もしっかりと備えている。
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実際にこのモデルを乗り込んだピーターは「はじめはクルージングを楽しむためのボードだと思っていた。でも回数をこなすごとによく動くようになって、今ではどんなサイズでもこのブルーバードに乗りたくなってしまうよ」と語った。

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まだまだファンボードという言葉で納められがちなミッドレングスのエッグボードだが、実は上級者から初心者まで幅広く対応するマジックボードなのである。
いかなるときにも対応できる万能ボード、そんな魔法のボードをお探しの方は、ぜひゼブラのブルーバードをチョイスしてみてほしい。
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=Special Thanks=
grassgreen SURF GARAGE
TEL:053-523-6676
http://www.grassgreensurfgarage.com/

BLUE. 108

2025年11月10日発売

東京サーフサイド

2025年11月10日発売

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