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つよいハートを手に入れろ!

つよいハートを手に入れろ!

 

Blue Surf Club 019
「つよいハートを手に入れろ!」

 

ある日、GARMINのデータを見てふと気付きました。

「あれ? 安静時の心拍数が低くなってる」

 

愛用中のGARMIN Instinct Tideとそのアプリ「ガーミンコネクト」は、カロリーや睡眠データ、ワークアウトの距離やルート、スピードなど、さまざまなデータを取得してアーカイブできます。心拍数もそのひとつで、見ると計測しはじめた初期より、安静時心拍数が少なくなっていました。

 

BSC019_02

(赤く囲った部分が安静時の平均心拍数。寝起きや5分以上安静にした状態で測ったときの心拍数です)

 

安静時心拍数の目安は

【~59拍/分】アスリートやスポーツマン
【60~80拍/分】一般の方
【81拍~/分】体力不足、体調不良など

とのこと。

 

ガーミンをつけてはじめて知りましたが、心拍数はその日の自分の体調をものの見事に反映します。

ちょっと調子が悪いと思ったら安静時の心拍数がいつもより10拍ほど高かったり、ゆっくり走っているのに心拍数がいつも以上に上昇してしまったり。緊張やストレスによっても高くなります。

 

ちなみにトップレベルのランナーになると、1分間の心拍数が30台なんて方もいるそうです。40台はそれなりの強度で運動していたらザラにいるレベルかと思いますが、それでも近年の自分にとっては進歩したのだろうなと思います。

 

BSC019_04

(とある1週間のデータ。最近はこれでも気を抜くと体重が増えるんですよね……)

 

心拍数=心臓が一回の収縮で血液(酸素)を全身に送り出す回数。

つまり運動によって心拍数が低くなるということは、一回のポンプ作業によって運べる血液量が増えた、ってことです。いわば、心臓はクルマにおけるエンジン(排気量)みたいなものですね。

 

なので、僕にとっては心臓ばっくばくの全力疾走(最大心拍ゾーン)だったとしても、トップアスリートにとっては余裕しゃくしゃくで、心拍数も低いまま安定しているとしたら、より大排気量のエンジン(と相応しい体)を備えているわけです。

 

BSC019_03

(ガーミンを装着時は心拍数が常に計測されています。追い込んでランニングした日などは心拍数が低い状態に戻るまで時間が掛かり、体が休息を求めていることが分かります)

 

これはランニングだけじゃなく、サーフィンにも言えること。

同じ距離・スピードのパドリングでも、心肺機能を鍛えているサーファーと、そうでないサーファーでは、必死さのレベルがぜんぜんちがいます。パドリング後の回復の早さもちがうでしょう。

パドリングを強化するために筋トレに励むのは間違いではありませんが、心臓という筋肉もまた、引けを取らないくらい大切な要素というわけです。

 

ちなみに「速くなりたい」と鍛錬しているランナーの多くは、強い負荷を掛けるトレーニングは週に2~3回にとどめ、残りは強度が低いメニューや休養(回復)についやすそうです。

この考え方はエキスパートでも同様で(強度そのものには差がありますが)、なぜ週2~3回なのかというと、毎回キツい練習だと筋肉や心肺が回復せずに次の練習を迎えることになり、本当の意味でパフォーマンスを高めるための練習ができないから。

つまり「回復にあてる時間」も、成長する上でものすご~く大切というわけです。

 

サーフィンは趣味的要素が高いため、こういう話題になることが少ないし「難しいこと抜きに自由に楽しみたい」と考えますよね。それもまたサーフィンです。

でも「明日はぜったい波が上がる」と分かっていたら、その前日の過ごし方次第で、待ち望んでいたザ・デイのパフォーマンスはきっと変わります。「軽く体をほぐす程度に体を動かしておく(決して追い込まない)」そして「しっかり寝る」ことで、いいコンディションで波と向き合えるはずです。

もしかしたら、それが生涯忘れない大切な一瞬になる可能性だってあります。

なお、前夜のアルコールはたいていの場合、眠りの質を下げる要因となります。「お酒を飲むと寝つきがいい」という人は多いと思いますが、睡眠中の心拍数が高い状態で推移したり、眠りが浅くなる、といった状態を招きがちです。夜中に起床して朝一の波を狙うなら、ビールは“最高の波に乗った後の自分へのご褒美”とした方がいいかもしれませんね!

 

あー、そんなこと考えていたらビール飲みたくなってきました。それ以上に、サーフィンがしたい……。

 

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Blue.でもロングスケートでコラボしている静岡のハンドメイド家具職人『ワンハンド・ファニチャー』のスケートライン、“ウッドチョッパー”。写真は個人的にオーダーしたばかりのRACERです。トラッカーのトラックとOJのウィールで組んでもらいました。

息がつまりそうになったらこのコと散歩がてらクルージングすると……さらに海が恋しくなります(笑)。いや、最高に爽快です。溺愛中。

 

つづく(はず)

 

Y. Toida / Chief editor of Blue. magazine.

 

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目次&パーソナルデータまとめ
http://www.blue-mag.com/wp/diary/bsc000/

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