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The leading edge of wave machines #02 Surf Lakes

The leading edge of wave machines #02 Surf Lakes

インパクト大! 異なる波が4方向にブレイクする

「すべての始まりは水の波紋。子どもたちと一緒に水に石を投げていたときに思いつきました」

創業者兼CEOを務めるアーロン・トレビス。彼が日常のなかで何気なく見た波紋がきっかけとなり、サーフ・レイクスの壮大なプロジェクトがスタートした。アメリカのクラウドファンディング・サイト「インディー・ゴーゴー」でテスト資金を募っては、自宅裏庭のプールでテストを重ねた。2016年、サーフ・レイクスの設立メンバーのひとりであるクリス・ホーリーの助けもあり、クオリティの高い波を生み出す動力装置が完成した。その後、メルボルンの郊外に製造した大型モデルのテスト映像を観た投資家からサポートを受けて、実物大のプロトタイプがオーストラリア・イエプーンに誕生することとなる。

以来、年々アップデートが重ねられ、目標に定めていた2・4mの波を生み出すことに成功した。そこからは飛ぶ鳥を落とす勢いでサーフ・レイクスの存在は世界に広まり、今後数年以内に最大で18個のウェーブプールのオープンが予定されている。彼らの勢いは4方向にとどまらず、四方八方に広がっていくことだろう。

 

What is unique about Surf Lakes’s system?

水の波紋から着想を得たサーフ・レイクスのシステムは空圧を採用している。中央に設置された巨大なプランジャーをあらかじめ設定した高さと速度で上下運動させることでうねりが360度に広がり、0.6~2.4mの波を生み出す。波のパワーとサイズは落下させる速度 と高さで調整可能だ。これまで、他社のシステムでは一度の造波で多くても2本(レフトとライト)が限界だった。しかし、サーフ・レイクスのシステムでは、一度のブランジャーの落下で最大8本(4方向でそれぞれレフトとライト)の波を発生させることができる。これ により、一度のセッションに参加できる人数も必然的に増えるため、収益性においても画期的だと言えるだろう。さらに、さまざまな市場のニーズに応えるべく、彼らは2つのモデルをラインナップさせた。ひとつは設置面積が狭く、初~中級者向けにデザインされた『サーフ・レイクス・スタンダート』。もうひとつは、すべてのレベルに向けた『サーフ・レイクス XL』だ。つまり、他社と競合した際、2つの選択肢があることでより優位に立つことができるというわけだ。高い収益性と圧倒的なインパクトで世界を席巻する日も近い。

 

この4方向にブレイクする波を見れば、サーファーなら誰もが息をのむはず。開発拠点となるイエプーンの施設では、『サーフ・レイクス・XL』が導入される

 

『サーフ・レイクス・スタンダート』では、メロウな波が割れるインターミディエート、クリティカルな波が立つアドバンス、ホワイトウォーターが中心のビギナーズエリアの3つのレベルがある。そして、『サーフ・レイクス XL』になると、チューブライディングが可能なエキスパートとプロの2つのレベルが追加される

 

何度も練習すれば、こんなバレルもメイクできるかも!?

 

晴天の下でアグレッシブなカービングを刻め!

 

リアルな海の状況に近づけるため、波は2~6本のセットになっている。ロギングに最適な波も、もちろん造波可能だ

 

INFORMATION

2013年、オーストラリアで創業。独自の同心円状造波技術を開発し、世界中のサーファーから注目を集める。パートナーとライセンシーを成功に導くため、『サーフ・レイクス・スタンダート』と『サーフ・ レイクス・XL』の2つの製品を持つ

 

 

photo◎Courtesy of Surf Lakes

translation◎Yasumichi Manzai

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