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『LOG RAP 2』ワールドプレミア JAPANツアー！ 2月22日、Ron Herman千駄ヶ谷店「R」にて開催

クラシック・ロングボーディングの映像に、なにゆえヒップホップ？ NY出身のシネマトグラファーであり映像編集者、ライアン・キャノンがSNSやYOUTUBEで発信し続けた映像『LOG RAP（ログラップ）』は、そのなんともクセになる新鮮な違和感とともに、世界中のロガー、そしてサーファーをくぎ付けにした。

ライアンが名付けた『LOG RAP』とはつまり、クラシック・ロングボード（すなわちログ）のライディングにラップを掛け合わせた映像。ログの文化は1960年代終盤に起きたショートボード革命以前、「サーフボード＝ロングボード」だった時代へのリスペクトが大きい。時代でいえば1950～60年代あたりが軸となるか。ライディングだけじゃなく、ボードショーツやファッション、音楽といったライフスタイルへの影響も大きいから、時代背景がまったく異なるヒップホップのビートをクラシック・ロングボーディングに合わせたこと、さらにその組み合わせが意外にもハマっていたことが、前述した“新鮮な違和感”の理由だ。

もちろん、そう感じさせてくれたのは、ニューヨークとカリフォルニア双方の文化に触れてきたライアンの経験とセンスによるところが大きい……のだけど、そのあたりのお話は後半にて。まずはイベントの情報から！

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2022年にカリフォルニア・カーディフで初お披露目し、大好評を得た新作『LOG RAP 2』の上映会が、なんと日本でも開催されることになった。2023年2月22日、記念すべき最初のステージはRon Herman 千駄ヶ谷店「R」。当日は入場無料、そしてフリードリンク！

【EVENT INFO】

『LOG RAP 2』ワールドプレミア JAPANツアー

■日時：2月22日（水）20：00 START
■場所：ロンハーマン千駄ケ谷店「 R 」
■入場無料＆フリードリンク

＞＞＞ https://ronherman.jp/store

作中にはジョエル・チューダーをはじめ、そうそうたるロガーたちが登場。ワールドクラスのロングボーディングとヒップホップが織りなすオンリーワンの世界観を、ぜひ楽しんでほしい。

しかも！当日はライアン・キャノンがこの日のためにデザインしたスペシャルなオリジナルTシャツをリリース。ステッカー＆ドリンクカップがセットになった超お宝だ。

『LOG RAP 2』JAPANツアー記念Tシャツ。ステッカー＆カップ付￥11.000　◎Color：WHITE/BLACK　◎Size：S/M/L

ちなみにTシャツのグラフィックは間違えさがしになっているとか。いつもユーモアを忘れないマインドこそが、LOG RAPが生まれたいちばんの理由だろう。

さらに、Tシャツを購入した方は映像が入ったUSBをノベルティでもらえるらしい。RHCのために制作されたというロゴデザインに、VHS（ビデオテープ）をイメージした特別なパッケージもコレクタブル。

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……冒頭のお話の続きを。

『LOG RAP』の生みの親、ライアン・キャノンは2011年にNYのロングビーチで開催されたCT（サーフィンにおける世界最高峰のサーキット）を見てサーフィンを始めた。それまではNYの若者らしく、ヒップホップとスニーカーカルチャーに夢中だったそうだ。

その後、サンディエゴ州立大学の入学を機にカリフォルニアへ移ったライアンは、本場のサーフカルチャーと歴史に触れる。ニューヨークで培ってきた感性とカリフォルニアでの経験。『LOG RAP』はライアンの人生観そのものと言っていいのかもしれない。とはいえ、RUN DMCをはじめとするヒップホップ黄金時代の音と、ログの相性がいいと気づくなんて、やっぱりユニークだと思うけれど。

こうしてInstagramやYOUTUBEをステージに続々と映像を発信していったライアン。その作風が次第に話題となり、各国のロガーたちが「俺も使ってくれ」と手をあげるまでに。

2019年にはカニエラ・スチュワートやトミー・ウィット、カイマナ・タカヤマなどが出演する『Log Rap The Movie』が完成。アニメーションやNYのカルチャーをミックスした映像は、サンディエゴでプレミア上映会を行うまで成長した。また、ジョエル・チューダーやデヴォン・ハワードとの関係も築かれ、ダクトテープではBTS（ビハインド・ザ・シーン）シリーズを制作、WSLからもパートナーシップのオファーが届いた。

そして、きたる2月22日のイベントで上映される『LOG RAP 2』は、2022年7月に先だってカリフォルニア・カーディフのサーフショップ「Resin Craft」で上映会を実施。当日の来場者は400人を超え、記念グッズも即完売だったそうだ。その後もコスタメサ、ロサンゼルス、サンタバーバラでイベントが開催され、同じく大盛況が続いている。

なお、ライアンはヒップホップとロングボーディング双方の文化をこよなく愛し、リスペクトしている。だからこそ、コアなロガーたちにも作品が受け入れられたということを、最後に記しておきたい。