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by 9GATES
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(Blue. 72号/誌面連動コラム)
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6月の第1週目、南房総の千倉でJPSAロングボード第3戦の9GATES PROが開催されました。日中こそ風の影響でフェイスが荒れたものの、早朝や夕方はセット肩サイズ。メローで素晴らしいコンディションでした。日本トップクラスのロングボーダーとのサンセット・セッションは、天候にも恵まれ最高に贅沢な時間となりました。
前号の続きになりますが、海を感じるインテリアについて、リビングやベッドルーム、エントランスだと大がかりになりがちですが、ところが実は自然と海を感じさせることができる手軽な場所があります。それはトイレなんです。僕は普段都心にコンパクトマンションを作っているのですが、最近物件を企画する際に心がけていることは、トイレで思い切る! です。変な文章になってしまいましたが、実はもともと水周り(キッチンや洗面台)などはビーチアイテムやマリン系インテリアとの相性がとてもいいんです。思い切るというのは主に、壁紙の色や照明の配置になるのですが、賃貸住宅の場合、洗面台や脱衣所、トイレが一体となっているケースも多く、それなりにスペースが広く取られている傾向にあります。壁紙に関しては、一般的には白い壁紙が使用されいていることが圧倒的に多いと思います。そんなときはカラーワークスなどで購入できる塗料をクロスの上から塗るのもおすすめです。また、近頃はほとんどがタンクレストイレになっているものの、タンクがあれば貝殻や流木、シーグラスなどで海辺を表現してみたり、ハンギンググラスの中に白い砂を敷いて、エアープランツを乗せるのもおすすめ。洗面台もだいたいは既成品で変化がないのですが、無垢材で周りを覆ってLEDテープライトを配置することで、より雰囲気が演出できます。住居や部屋全体をフルコーディネートするのは難しいと思いますが、狭い空間であれば統一感を出せるので、普段何気なく仕舞っているフィンやワックスなんかもディスプレイしてしまいましょう。
欧米でも、アジアの考え方である風水が建物や住宅に多く取り入れられています。住居室内で風水バランスを整える要素は主に、空気、照明、気温、湿度、色彩なのですが、これは人間の心や感情が五感から作られていて、無意識の状態でも五感が情報を受け取り続けているからだと言われています。僕も職業柄風水の考え方を参考にすることがありますが、心が五感により作られるとするならば、海を見てワクワクする、スッキリするという気持ちを部屋の中で感じることはとても利にかなっていますよね。
さて梅雨が明ければ夏本番です。Have a nice summer!
持田 智之
株式会社9GATES 代表取締役
1976年福岡県生まれ。不動産業界でトップセールスマンとして活躍し、 2005年に上京。2009年に「9GATES」を設立。「劇的な生き方を」というミッションを旗印に掲げ、現在はマンション開発やリノベーション事業の他、ライフスタイルプロデュースなど、不動産というハードにとらわれない事業を展開している。趣味はサーフィン、トライアスロン、料理。
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