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#94
2022年5月10日発行 / ¥1200+ TAX
CALIFORNIA CRUISING サーフィンを、文化として
そういえば、カリフォルニアでスケートボードに乗れないというサーファーに、あまり出会ったことがない。やがてどちらかに傾倒することになるとしても、子どもや若者にとっては、あえて線引きする必要のない楽しい遊びだ。ルーツだって交わっている。サーフィンやスケートと同様、クラシックカーやモーターサイクルも、この地で育まれてきた文化。それぞれが交わりながら歴史ごと愛され、認められ、街並みや人々の感覚に、ごく自然に溶けこんでいる。
近年は若いサーファーたちが今まで以上にシェイプにトライしていて、レジェンドと呼ばれるシェイパーたちも惜しみなくその経験を伝えている。自分のボードは自分で削る、それが当たり前だった時代をよく知っているのだ。受け継がれるのは技術だけじゃなく、歴史やリスペクトもいっしょ。だからボードデザインには歴史観が自然に宿り、サーファーたちのスタイルに大きな影響を与えてきた。
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せっかくだから、ちょっとカリフォルニアを流してみよう。サーフィンがカルチャーとして、どんなふうに溶けこんでいるのか。日常ですれちがう小さなひとつひとつが積み重なり、やがて文化となり、誇りになる。ま、当の本人たちはいたってカジュアルで、自由気ままなんだけど。とりあえずボード積んで、窓全開にして、繰り出そうぜ。
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