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2008年11月10日発行
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寒冷地でのサーフィンは、 自然に対する人間の最初の反抗だ

 デレク・ハインドからの手紙は、こう締め括られていた。
「寒冷地でのサーフィンは、自然に対する人間の最初の反抗だ。サーファーは波に簡単に乗れるべきではないことを知るべきだ。波と同様に、天候にもテストされていることを忘れてはならない」
 サーファーという人種は、常にアンチテーゼと共に歩んできた。戦争への反抗、環境への警笛はもちろんだが、時には正常な軌道からさえも逸脱したがるという、天邪鬼的な性質を備えている。ただし共通項はある。シンプルでありたいという想い。温暖な島々で育まれたSURFというカルチャーは、今日、飽和状態を迎えている。それはサーフィン本来の自由を失いつつあるという事を意味する。  南へ行くのが常識ならば、北へ向かいたくなるのがサーファーの性質だろう。
 「COLD WATER」。凍てつく波へ挑む理由は、原点回帰への渇望なのかもしれない。


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