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2020年6月10日発行
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温故知新 -僕らは学び、進化する-

 なにが正しいのか、わからない日々が続いた。いや、いまも続いている。ひとりなら安全、でも、ひとりなら安全と考える人がたくさんいたら、危険。その境界線は人それぞれで、強すぎる正義感が脅威となるシーンも多々あった。
 心機一転、みんなが笑顔になれるアイデアはないものか? とBlue.もさんざん考えたけれど、そんなに甘くないよな、とひとりごちながら、ふと思った。僕たちはサーファーで、今この状況をサーフィンに置き換えたら、どう動くかなって。
 もしも、目の前に広がる海原がオンショアで荒れ狂っているとしたら、自然に多くを教わってきたサーファーならパドルアウトはしない。必ずシフトする風の声に耳を傾けながら、じっとその時に備えるだろう。やまない雨はなく、風がシフトすれば海は再び輝くことを、身をもって教わってきたから。
 上手に波に乗る方法とか、ギアの選び方も気になるけどさ、僕たちがサーフィンから、自然から、そしてサーフィンというカルチャーを築いてきた先人から学んできたことって、もっともっと偉大だよね。生き方そのものに通じるほどに。
 だからBlue.は心機一転、ではなく、初心にかえり、あらためてサーフィンの魅力をお伝えしていけたらな、と。しばしサーフィンと距離を置いたことで、あらためてサーフィンの魅力に気づけたから。きっと世界中のサーファーが、この期間で海への恋心を思い出しているはず。いま向き合っている難題に対する答えはわからないけれど、その日々と向き合っていくために活かせる多くを、僕たちはサーフィンから学んでいると思う。
 というわけで、今回のテーマは「温故知新」。お断わりしておくと、今この状況に言及する企画ではなく、あくまでサーフィンにフォーカスした特集なのであしからず。みんなお腹いっぱい考えてきたはずなので、せめてページをめくっている時間くらいは、あれこれ忘れてピュアにサーフィンを見つめてほしい。それがBlue.の本分。
 僕らは学び、サーファーとして、人間として、まだまだ進化できるはずだ。


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