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2020年9月10日発行 / ¥1073+ TAX
SURFなリノベ! SURFなスケート!
新しいもの、旧いもの。どちらもそれぞれ魅力があるのはみんなが知るところ。たとえばサーフボード、カメラ、クルマやバイク。いろいろあるけど共通するのは、多様なニーズに応えながら今に至る新しいものはやっぱり快適で、旧いものはたいてい不便で手間が掛かる、ってこと。まるで旧いものには魅力がないみたいに聞こえるけれど、「手間ひまが掛かる」ってダメなことかな? 機械が一瞬でピントを合わせてくれるオートフォーカスは便利だけど、こころの声と相談しながら手動でピントを合わせる行為が劣っているとは思えない。手描きのスケッチや焚き火なんかもそう。手間ひまが掛かるって、尊いのだ。思うに、サーフィンという行為はシンプルでアナログで、僕らはそんな文化をこよなく愛しているものだから、旧いものへの愛が深いのかも。今回紹介するリノベーションのあるじたちは、たぶんその想いがだいぶ強くて濃い人たち。ある人はリノベーションのことを「文化や歴史を引き継ぐこと」なんて、すごく素敵なことを言っていた。サーファーとして、じつに共感。そんな、ひとりひとりの在り方や理想がこもった渾身のリノベ実例の数々をご覧あれ!
そして今号はリノベーションとスケートボーディングの2大特集!
サーフィンとスケートボーディング、その両方を愛するホリックは意外と少ない。日本は特に少ないと思う。「サーフィンがうまくなりたい」という理由でスケートを楽しむのは間違いどころか、ひとつの正解。でもね、もしもそれが“陸トレ”という観点だけだとしたら、もったいない気がする。スケートボーディングというカルチャーがもつ創造性、ハート、在り方は、サーフィン同様にとてつもなくかっこよく、知るほどにリスペクトできる世界だから。オーリー主体のトリックがメインストリームになって以降、サーフィンとスケートはそれぞれ独自の道を歩むようになった感があるけれど、そのルーツは密接にリンクする。というわけで、最初に書いておこうと思う。このサーフな視点のスケート特集でBlue.が真にお伝えしたいことはひと言。どうせ楽しむなら、カルチャーごと楽しもうぜ。乗るだけじゃなく、知ろう。お互いのカルチャーをリスペクトしあえれば、サーフィンとスケートボーディングは、さらに輝きを増すはずだ。
CONTENTS
「信じた道を追求できている、僕は幸せ者です」 ── 梶川剛志(HOLYSMOKE)
Oct 11, 2024
「サーフィンライフの主軸になる、究極の3本に出会う場所」 ── 吉岡雅晴(BRINE)
Oct 11, 2024
「ブランドの精神“True To This”が このお店に息づいている」 ── 脇田泰地さん(Volcom Store Shibuya)
Oct 10, 2024
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