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#012 - サーフなお家の実例集

posted Nov 24, 2021

(フルオープンのサッシを開け放てばリビングとウッドデッキが段差なく繋がり、アウトサイドリビングとしても楽しめる。海に行くパパに話しかける太郎くんもいつかサーフィンに興味を持つかもしれない)

 

 

海まで自転車で数分。パパは朝一の波で、ママは平日の空いている波で
クイックサーフを楽しむ。休日にはサーフィン、ショッピング、子どもとの
公園遊びが1日でできてしまう海辺の生活。そんなプライベート大充実の
西村さんファミリーが暮らす、セミオーダーの家を訪ねた。

 

***

 

#011

理想が詰まった建売の家

神奈川・茅ヶ崎

 

 

その漆黒のスクエアなファサードは、海からほど近い茅ヶ崎の住宅地のなかで渋く輝いていた。
外壁を覆うガルバリウム鋼板の縦ラインが、よりいっそうシュッとした印象を醸しだす。一階の前面外壁は無垢材のよろい張り。ウッドデッキと相まってナチュラルな趣きだ。マットブラックのエントランスの扉を開き屋内に一歩踏み入ると、そこには光が降り注ぐ吹き抜けの空間が広がっていた。

 

「ドアを開けた瞬間の、この抜けの良い開放感が気に入ってます」

 

そう語るのは家主の西村英毅さん。歴20年以上のサーファーだ。
西村家の家族構成は、奥さまの歩さんと長女の璃子ちゃん、長男の太郎くん、次女の波瑠ちゃんの計5人。子どもの将来的な成長を考え、さらには好きな場所に住みたいという思いもあって住み替えを決意したという。

 

(玄関を入ると吹き抜けの空間が気持ちいい。土間を広くとり、リビングとの段差がない。「以前住んでいたマンションのときは、みんなで帰宅すると玄関で渋滞が起きていたけど、いまは全員がスムースに家に入れるんです」と歩さん。ちなみに右側のシューズボックスは、中古のオフィスロッカーを英毅さんがガレージで黒くペイントしたもの。質感が階段とマッチしていてスペースに統一感が生まれた)

 

(「外観は、黒くて無骨な感じが気に入っている」と英毅さん。明色の住宅が並ぶなかで、ひときわ目を引く)

 

 

 

「以前は東京の分譲マンションに住んでいましたが、正直5人では狭く感じはじめていました。で、やっぱり一軒家、住むなら湘南、ということで家を探しはじめたんです。ラックスエステートさんにキャビン・シリーズの物件を見せてもらったんですが、僕も妻も一目見て、これだって思いました」

 

キャビンのベーシックな間取りは3LDKだが、今回は西村家のためのセミオーダー。4LDKに間取りを変更し、2階にもトイレと洗面所を設け、フロントのウッドデッキも拡張した。

 

「住まう方の顔と家族構成が見えているからこそのご提案をさせていただいた」とラックスエステート代表の小川さん。ご夫妻も小川さんのセンスとアイデアに全幅の信頼を寄せ、理想の住居を追求した。「なによりもスタイルを提案してくれたのが嬉しかった」とご夫妻。

 

 

(キャビンのインテリアは西村家の好みにぴったりだった。だから愛用の家具が実によく調和している。アクセントとして天然石の石壁も効いている。引っ越してきて間もないものの、もう家族はみんなが新しい家に馴染んでいるようす)

 

 

(車を停めるだけなく趣味人の遊び場として使うことを提案しているキャビン・シリーズのマルチガレージ。そこにはボードにウェットスーツ、キャンプグッズと、西村家の遊び心が詰まっていた。ボードのワックスオフやちょっとしたDIYも楽しんでいるとか)

 

 

前述の外観に加え、キャビンの特徴はトーンを抑えたシックな内装。小川さん曰く「小屋や客船の客室をイメージしていて、家族で旅するように暮らしてもらいたいという思いをこめました」。

 

その空間に西村家の家具は見事に馴染んでいた。ソファなどは新調したが、ほとんどは以前から使っていたもの。キャビンのようなインテリアをイメージして家具を揃えてきたというから、相性が良いはずだ。自分たちの好みにぴったり合った家との出会いは運命的ともいえる。ただ、いまここで暮らす西村さんファミリーを見ていると、それも必然だったと思えてくる。

 

 

 

(ダイニングからスライドドアでガレージに繋がる。キッチンからでも子どもに目が届くのが嬉しい)

 

(家族が多いので標準よりも広くしたウッドデッキ。段差がなく内と外との空間が繋がるアウトサイドリビングだ。夏場はプール遊びで大活躍。植物を育てたり、外で食事をしたりと夢が膨らむ)

 

 

趣味スペースとして多目的に使えるマルチガレージも、キャビンの特筆すべきポイント。英毅さんは家具のペイントをしたり、サーフボードのメンテナンスをしたりと、多くの時間をガレージで過ごしている。屋内からスライドドアで出入りできるので、夜に作業するにもいい。また子どもが遊んでいても気配を感じることができるのでママも安心だ。

 

 

 

(キッチンでの歩さんのお気に入りは濃紺のタイルだという。背の高い歩さんにあわせて全体的に少し高めに設えた)

 

 

(個性ある三角下がり壁もキャビンの特徴のひとつ。脱衣所と兼用になりがちな洗面所を独立した空間にすることで来客にも対応。手洗いが必須のコロナ禍のいま、使い勝手がいい)

 

 

 

英毅さんはもともと独身時代に茅ヶ崎に住んでいて、新婚生活も湘南でスタートした。だから勝手知ったる街に戻ってきた、Uターン移住のような感覚だという。

 

「二年前まで長野に単身赴任していたことがあり、ちょっと海から遠のきかけていた時期もありました。海に行くと1日潰れてしまってましたし。でも湘南に戻ってからはほぼ毎日海に入ってます。ショッピングも好きなので辻堂のテラスモールに家族で出かけたり、海浜公園も近いから子どもともたくさん遊ぶようになりました」

 

通勤時間は長くなったが、プライベートが充実して余裕が生まれたせいか「不思議とストレスがない」と笑う。住み替えて喜んでいるのはパパだけじゃない。家族みんなのクオリティ・オブ・ライフが間違いなくあがっている。それは5人の笑顔に表れていた。

 

***

DATA

種別:建売住宅
居住者構成:夫婦+子供3人
構造:木造在来工法2階建て
敷地:110.44㎡(33.4坪)
建築:65.83㎡(19.9坪)
延床:109.41㎡(33.0坪)
企画:ラックスエステート

 

 

(家族が多くの時間を共有するリビングスペース。天井はプライウッド。床材は使うほどに味がでる表面無垢のウォルナットと全体がウッディで落ち着いている)

 

 

 

【この家を手がけた会社】

ラックスエステート
http://lucks-e.com/

 

 

text by Takashi Tomita


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