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SIMON SHAPES RNDTDN 6’4″

SIMON SHAPES
RNDTDN

◎Shaper：ジョン・サイモン
◎Size：6’4″ × 20 3/4″ × 2 3/8″
◎Price： ¥272,800〜（フィン付）
◎Surfer：森園海斗（180㎝／65㎏）

「サーフボードの限界に挑戦し、サーフィンの進化に貢献したい」と語るジョン・サイモンの自信作。パラレルなアウトライン、ローロッカー、トライプレーンボトムを組み合わせたシェイプデザインにより、抜群の走破性を誇る

ジョンがデザインした、狭めのベースとくびれのあるアウトラインが特徴的なクアッドフィンを標準装備。リッピング時のコントロールされたリリースと、スピードを保ったままのタイトなターンを可能にするデザインだ

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機能性とクラシックなテイストを融合させ、ユニークなオルタナティブボードを提案するサイモン・シェイプス。ベースにあるのは、伝統的なデザインへの敬意と現代的なパフォーマンスへのこだわりだ。細部にわたる実験と洗練の積み重ねによって生み出されたサーフボードは、グライドやターン、波との一体感を新たな次元へと導いてくれる。ブランドの拠点はカリフォルニア・ベンチュラ。シェイパーのジョン・サイモンはサーフィンの腕前も確かで、リンコンやその周辺でテストライドを重ねながら、滑らかで自由なライディングフィールの追求に力を注いでいる。

ハンドシェイプに強いこだわりを持つジョンは、2016年に本格的にシェイピングを始めた。ほどなくしてライアン・ラブレースに才能を認められ、次世代を担う存在として注目を集めるように。「目的を達成するためのデザインを生み出す、プロセス自体を楽しんでいる」と語る彼のアプローチは、理論と実践のバランスが取れた、洗練されたスタイルとして結実。ユーザーとの対話も重視し、カスタムボードにおいても柔軟かつ鋭いアレンジを発揮する。

今回試乗したのは、サイモンの代表作「DTDN」の日本仕様であるRNDTDN。パラレル気味なアウトラインとローロッカー、トライプレーンボトムの組み合わせによる抜群のスピード性能が大きな魅力だ。またクアッドフィンセッティングにより、ポケットでの安定感と鋭いターンを両立。さらに、日本の波質を考慮してダイアモンドノーズをやや広めのラウンドノーズに変更し、ワイデストポイントをわずかに前方へ移動させたことで、小波やフラットセクションでも滑らかな走りを実現している。アップライトでやや小ぶりな専用フィンが付属する点も、操作性と遊び心を同時に満たしてくれるポイントだ。

IMPRESSION

「特徴的なウェッジダウンレールは、波のフェイスにスッと入る感じ。食いつきがすごくよくて、スピードに乗せやすい印象でした。ただ今日みたいな小波だと、力強く踏み込んだときにちょっとクセを感じる場面もありました。なので、このボードは力まずリラックスして乗るほうが合っていると思います。レールが入れやすくて安定感もあるので、脚力に自信がない人や初心者にもおすすめですね。ノーズにはコンケーブが入っていて、掘れた波でも刺さりにくい。小さめのクアッドフィンも波をしっかりつかんでくれて、安心感があります。ワイドポイントが前寄りでノーズ幅も広めだから、小波やつながりにくいセクションでも滑らかに走ってくれる。アウトラインはクラシックなエッグに近くてコントロールしやすく、ロッカーも抑えめでスピードも出しやすい。ダイヤモンドテールのおかげで切り返しも軽やかです。腹〜胸サイズの、ややタルめの波で乗ってみたいですね」