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LOVE MACHINE
Thick Lizzy
◎Shaper:ライアン・ラブレース
◎Size:7’6″ × 21 1/2″ × 2 3/4″
◎Price:¥210,100〜(フィンなし)
◎Surfer:真田和斗(171cm/80kg)


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現代を代表するオルタナティブ・サーフボードビルダーのひとり、ライアン・ラブレース。その原点は、家族旅行でたびたび訪れたハワイにある。サーフィンの聖地で波に乗る楽しさを知ったシアトル育ちのライアンは、サーファーとしてよりよい環境を求め、サンタバーバラのシティカレッジへ進学。グラフィックアートとマーケティングを学びながらロングボーディングに明け暮れ、19歳でシェイピングを始めた。ジョージ・グリノーをはじめとするサンタバーバラのボードデザインを吸収しながら、独学で技術を磨き、2016年にはジェリー・ロペスに捧げるシェイピングイベント「アイコンズ・オブ・フォーム・トリビュート・トゥ・ザ・マスターズ・シェイプ・オフ」で優勝。その名声を確立した。現在はカスタムボードをハンドシェイプするいっぽう、サーフボードビルディングの文化を次世代へつなぐトリムクラフトを展開するとともに、自身がデザインするサーフボードをより広く世界へ届けるラブマシンも手がけている。
ライアン・ラブレースのデザインを、日本のビルダーたちの手で再現する。ラブマシーンの構想のもと、ライド サーフ+スポーツが国内展開を担うのがラブマシーン・ニッポンだ。本人がシェイプしたブランクをスキャンしてマシンカットを行い、ライアンから提供されたシェイプデータと膨大なシェイピングノートを参照しながら、日本屈指のシェイピングスキルを誇る吉川“タッピー”拓哉が1本ずつスムージングを施す。その後、熟練の職人がそろうタッピーワーカーズがラミネートから最終工程までを受け持つ。マシンシェイプであることを隠さず、製造工程や携わるビルダーまで明示する姿勢は、ラブマシーンが重んじる透明性の実践でもある。そうして世界各地の工場と協働し、できるだけサーファーに近い場所でボードをつくることで、輸送にかかる費用や環境への負荷を抑えながら、それぞれの土地に根づくボードビルディングを支えていく。ラブマシーン・ニッポンは、その思想を日本で具体化し、ライアンが生み出したボードを高い完成度で届けるプロジェクトだ。
シック・リジーは、もともとトレバー・ゴードンのために生まれた実験的なミッドレングスだ。フラットなフェイスで十分なスピードを得ながら、ライアンの代表作であるVボウルズのようにポケットではタイトに動けることを目指して開発された。抑えたロッカーラインが滑走性を引き出し、ボード中央に残したボリュームが安定感を支える。さらに、ノーズ、テール、レールを薄く整えた繊細なフォイルにより、サイズを感じさせない軽快な反応を実現。サンタバーバラの伝統であるトライプレーンボトムが、幅のあるアウトラインでも素早いレールの切り替えを可能にし、クルージングだけでなく、ボトムから加速してリップを狙うアグレッシブなサーフィンにも応える。小波用のミニグライダーとしてはもちろん、サイズのある波でも機能する、汎用性の高いデザインだ。

IMPRESSION
「この板、欲しいです。まずテイクオフする感じと、ターンの相性が自分にはすごくよかった。激しく動かすタイプのミッドレングスも好きなんですけど、僕は基本的にロング乗りなので、どちらかというとまったりメローに乗るタイプのほうが好きなんです。今回乗らせてもらったシック・リジーは長いラインを描く系のボードで、そこがすごくよかったですね。レールは薄めなので、最初は少しふらつきを感じました。でもセンターにはしっかり厚みがあるから、乗り味に慣れれば大丈夫なレベルです。ボンザーもいい感じに効いていて、ターンしたときにしっかり噛んでくれます。一見すると少し奇抜に見えるかもしれないけど、乗ってみるとまったく問題ない。普通のトライフィンより少し直進性が高いような感じはあるけど、全然動くし、ピンテールともすごく合っていてターンもスムーズでした。トリムもできるし、ちょっと踏めばスピードもつくので、ロングボーダーは好きなんじゃないかなと思います。ロングだと波が少し大きすぎるとか、速すぎるという日はこれを出したいですね。今回乗ったのは7’6″でしたけど、僕にはもう少し長くてもいいなと思いました」




=Special Thanks=
ライド サーフ+スポーツ
042-656-1973
www.ridesurf.com
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movie&photo:Masataka Kiyono(Land), Yuto Nishikawa(Water)
text:Jun Takahashi
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