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HOBIE
Lightweight
◎Shaper:アダム・ダベンポート
◎Size:9’6″ × 23″ × 3 1/16″
◎Price:¥352,000(フィン付き)
◎Surfer:小熊海ノ介(169㎝/51㎏)


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サーフボードクラフトの真髄を追求し続けている、1950年創業の老舗メーカー、ホビー・サーフボード。創業者ホビー・アルターは、当時バルサ材が主流だった時代にいち早くフォーム素材の可能性に着目し、1958年には商業利用が可能なウレタンフォームのブランクスの開発に成功。従業員だったゴードン・クラークにフォームビジネスを託し、のちのクラークフォーム設立につなげた功績も広く知られている。こうした革新の精神はブランドの姿勢として脈々と受け継がれ、フィル・エドワーズ、ミッキー・ムニョス、マイク・ヒンソン、コーキー・キャロル、テリー・マーティン、コリン・マクフィリップス、テイラー・ジェンセン、タイラー・ウォーレン、レイチェル・ティリーなど、時代を象徴するシェイパーやライダーたちを多数輩出してきた。歴史に裏打ちされたクラフトマンシップと、現代においてもとどまることのない開発力によって、ホビーは今もなおサーフカルチャーの最前線をリードしている。
カリフォルニア・ハモーサビーチ出身のアダム・ダベンポートは、父親の影響で幼いころからクラシックロングボードに親しんできた。5歳のとき父の背中に乗ってサーフィンを始めた彼は、サーフボードへの深い造詣と、シェイプからグラッシングまでを一貫して担えるクラフトマンシップが評価され、近年ホビーのシェイピングチームに加入。ブランドの伝統的なテンプレートを継承しつつ、そのスピリットを受け継ぐ存在として、新たなモデルの開発にも力を注ぐ。ビンテージボードのコレクターとしても知られ、各時代のデザインや機能への理解をベースにした独自のアウトプットが、ネオクラシカルを愛するコアサーファーたちの支持されている注目のシェイパーだ。
今回テストしたのは、1967年に登場した名作、ライトウェイトの復刻モデル。ショートボードレボリューションの真っ只中に生まれたこのモデルは、クラシックノーズライダーとして当時の最終形ともいえる存在であり、現代に蘇った今もなお、未来的とすら言えるほどの完成度を誇る。大きな特徴は、全体に施されたフォイルドステップデッキ。ノーズはレールが入りやすいように薄く、センターはパドルや加速性を考えて厚みを持たせ、テールはターンのしやすさを重視して再び薄く仕上げられている。ロッカーが強めについた薄いワイドテールは、踏み込んだ瞬間に驚くほど鋭く反応し、ファーストターンからのノーズセットへの移行もスムーズに行える。全体的にピンチーなレールがセットしたラインをしっかりと維持するため、ウォーキングの安定感も抜群。さらにワイドテールにしっかりと水が乗ることでテールロックも効き、ノーズライド時の安定感は驚くほど高い。ターンのキレが増し、セットの精度が上がり、ノーズがぐっと近くなる感覚は、60年近く前に考案されたデザインとは思えないほど洗練されている。

IMPRESSION
「王道のシングルフィンって感じだった。シングルフィン特有のドライブ感とノーズでのフロー感、ターンのときに体全体を使って操作するあの楽しさが詰まってる1本。ボトムがちょっとロールしていて、最初パドルし始めたときに左右に振れる感覚があったけど、それが逆に動かしやすさになってる。方向転換もしやすくて、テイクオフ直後のターンもすごく楽。波のトップでスピードを合わせたられたときに、テールのキックに水が当たってノーズがハイラインに上がってくるから、かんたんに歩ける。2歩くらい歩いたところでずっとトリムして、最後インサイドでカットバックしたんだけど、それがめっちゃ気持ちよかった。鋭いナイフで波をスライスしてくようなターンができて、反発っていうよりは、板の薄さと重さでスピードをつけて、波の上から下に落としていく感覚が最高だった。このボードはどのレベルの人でも楽しめると思う。ロング初めての人がこれに乗れば『シングルフィンってこういう感じなんだ』ってわかるはず。中級者は動かすおもしろさが見えてくるし、うまい人ならさらにカマせる」




=Special Thanks=
カイマナトレーディング
0466-25-9990
www.hobie.co.jp
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movie:Masataka Kiyono
photo:Junji Kumano
text:Jun Takahashi
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