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「BILLY’S TOKYO CINEMA」映画がつなぐ、カルチャーの交差点

「BILLY’S TOKYO CINEMA」映画がつなぐ、カルチャーの交差点

2025年11月22~23日、東京・南青山「シェアグリーン南青山」にて、映画をテーマにしたカルチャーイベント「BILLY’S TOKYO CINEMA(ビリーズトーキョーシネマ)」が開催された。

主催は「Tokyoから世界へ、洗練された本質だけを発信し続ける」をコンセプトに掲げるスニーカーセレクトショップ、BILLY’S ENT(ビリーズエンター)。

ファッションやスニーカーというフィルターを通して、あらゆるカルチャーと交わるBILLY’S ENTは、これまでも日本の多様なカルチャーを“再解釈(Re;)”することをテーマにしたイベント「Re;PROJECT」を定期的に開催するなど、ユニークな企画を次々と打ち出してきた。

今回開催された「BILLY’S TOKYO CINEMA」も、そんなビリーズらしさが凝縮された2日間だったと言っていいだろう。

思えば映画は、無意識に私たちとカルチャーを結び付けてくれてきた存在だ。海外のライフスタイル、音楽、ファッション、クルマ、スポーツ……。きっと誰もが、映画から人生における大切ななにかを得てきたはずだ。

「BILLY’S TOKYO CINEMA」は、そんな“気づき”を世代を超えて共有すべく描かれた空間だ。しかも、会場はセレクトされた6本の映画鑑賞を含め、すべてエントランスフリー。

上映された映画は、燃えよドラゴン(1973)、フットルース(1984)、テルマ&ルイーズ(1991)、ボディガード(1992)、トレインスポッティング(1996)、インターステラー(2014)。

インターステラー以外はすべて2000年以前の作品。たとえば音楽やファッション、ドラッグなど、いろんな意味で当時の若者たちに影響や衝撃を与えたトレインスポッティング(1996年)にしても、当時をリアルに知っていたり、青春と重なるという観点だとおおよそ40代以上になるだろう。

だからこそ、「BILLY’S TOKYO CINEMA」が開催される価値があるのだ。

当時を知る世代にとっては懐かしく、今あらためて見ることで得られる感覚があるだろうし、20世紀を知らない20~30代にとっては、当時のカルチャーに触れる機会になる。会場にはクラシックな革ジャンなど昭和期のファッションに影響を受け、今のセンスで解釈している若者たちがたくさんいた。彼らはファッションを通じて、1980年代や90年代のトーンを感じている。きっとスクリーン越しに観る当時の情景は刺激的に映っただろう。そんな楽しみを、世代を超えて共有できることこそ、このイベントの真骨頂なのだ。

映画以外にも楽しみはたくさんあった。アウトドアにはナイキ、バンズ、プーマ、アシックス、コンバース、ニューバランス、アディダスなど、王道スニーカーブランドのブースがずらり。
アディダスなどは、燃えよドラゴンの主演であるブルース・リーと、カリーム・アブドゥル=ジャバー(NBA選手)の親和から生まれたJABBAR LOをテーマにブースを手掛け、バンズはワッフルソールにちなんだ本物のワッフルを提供するなど、みな趣向を凝らしたアイデアで来場者たちを楽しませていた。

映画をテーマにしたブランド&ショップブースも見どころ満載だった。
映画作品をイメージした香りを手掛けるAGNIは、ストーリー、キャラクター、音楽、ファッション、社会的背景といった様々な要素からインスピレーションを受け、100種類を超える香料を独自にブレンドした“ムービーインセンス”を提供した。ほかにも、貴重なVHSビデオを扱うLIPIT VIDEOや、1960~90年代の音楽と映画をテーマにしたヴィンテージポスターショップ、Woodmarqueeなど、どのブースもイベントのコンセプトにぴったりだった。

ちなみに、イベントの主役である映画上映はどの作品も盛況だったけれど、なかでも早々に満席となって驚いたのが「テルマ&ルイーズ」。1966年製フォード・サンダーバードに乗り、壮大な風景の中を疾走する女性ふたり(テルマとルイーズ)のロードムービー。衝撃のラストシーンをふくめ、ふたりの演技は圧巻だったな。CGに頼らず、工夫が凝縮された映像はまさに職人世界。デジタル全盛の今だからこそ、人の手が作り出すものづくりの魅力を再認識した。

正直、2日間で終わってしまうのがもったなく、実際にこんな映画館が常設で存在したらいいのに! そんな風に思わせてくれる完成度だった。

それでは、最後にダイジェストムービーをどうぞ。また来年もやってほしい!

photo◎Nachos, Blue.
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