Tags
「 連れていきたいところがあるんだ 」
サーフィンの魅力はいくつもある。陸では見られない美しい景色、波を滑るときのスピード、独特の浮遊感、一本乗ったあとの高揚感……。ただ、本当に気分が上がるのは海に向かうまでの時間かもしれない。板とウェットを積んで、目的地に車を走らせる。佐藤魁(ガイ)と小林直海(ナオミ)の一日は、まさにそこから始まった。ひとりはプロとして勝負の場で戦い、もうひとりはコンテストから離れて映像と表現に軸足を置く。同郷で同世代、幼い頃からの友達。性格もサーフィンのスタイルも違うふたりが、休日の朝に選んだのは海と山を一日で巡るルートだった。アクティブな道のりを支えるのは、フォルクスワーゲン・ティグアン。この旅の頼れる相棒だ。


佐藤 魁
さとう がい/ 1996年、神奈川生まれ。5歳でサーフィンを始め、7歳から大会に出場。ダイナミックなライン取りで知られるビッグウェイバーで、2017年にはテレビ番組「テラスハウス」に出演。同年4月、「JPSAジャパンプロサーフィンツアー」開幕戦で初優勝を飾った。ハワイ・ノースショアの大舞台にも通い、ビッグウェーブだけでなくチューブライディングでも存在感を示す。競技活動のかたわら、ライフワークとしてヨガのワークショップも行う。
小林直海
こばやし なおみ/1995年、神奈川生まれ。ホームは鎌倉。2013年にプロ資格を取得し、翌年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。その後、23歳でコンテストシーンから距離を取り、フリーサーファーとして活動を広げた。力を抜いた身のこなしと、波の形を生かす独自のライディングが持ち味。映像作品は海外メディアにも取り上げられ注目を浴びた。父親がフォルクスワーゲン・ゴルフIIに乗っていたこともあり、今回の旅を楽しみにしていたという。


* * *

朝日に包まれ、向かう先は
今日はただ、友達と海に向かうだけのつもりだった。でも休日の朝って、なんとなく予定を変えたくなるときがある。海でも山でも、向かう先はいつだって自然のなか。どこへ行くかは、そのときの気分次第でいい。
「ちょっと行きたい場所があってさ」
朝、そう言ってガイがクルマの鍵を手に取った。詳しい説明はない。山のほう、ということだけがわかれば十分だった。今日はガイのお気に入りの場所にナオミを連れていく一日らしい。

先に運転席に座るのはガイだ。助手席のナオミは、ボードとウェットがちゃんと積まれているのを確認してからシートに腰を下ろした。どこへ行くのか、何をするのか、細かいことは聞かない。水平線に浮かんだ太陽が、旅のはじまりを告げていた。
クルマはフォルクスワーゲンのティグアン(Tiguan TDI 4MOTION R-line)。名前だけ聞くと武骨なSUVのように思えるけれど、車内の静けさや走りのスムーズさは、移動そのものを喜びや楽しみに変えてくれる。どんな道でもハンドルがぶれない安心感があって、アクセルを踏むたび車体が素直に応えてくれるのがわかる。サーフィンにたとえるなら、波のトップから滑り出したときのように、まわりの景色だけが過ぎ去っていく感覚、というか。

街を抜けると視界が開け、窓の外の色が変わっていく。少しだけ窓を下げると、空気がひんやりしていた。波の話から、最近いっしょに登った山の話、そして互いのサーフィンについて。ふたりの会話も、景色と同じように自然に切り替わっていった。
Mountain Surf EQUIPMENT / 業界初のオーダーシステムで雪山でも自分のスタイルを表現
Nov 27, 2025
NIPPI COLLAGEN COSMETICS / コラーゲンをルーティンに。動ける身体は、日々の積み重ねから
Nov 26, 2025
CARDIFF SNOWCRAFT / 雪山を歩き自分のラインを刻む。その瞬間にこそ、真の自由がある
Nov 26, 2025
Copyright c BLUE.ALL RIGHT RESERVED.