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JベイでのCT初優勝、そして愛娘の誕生。昨シーズンはコナー・オレアリーにとって忘れられない一年になった。初春に来日したコナーが、サーフィンと人生について率直な言葉で語ってくれた。
* * *
― CTサーファーにとって、これまでにない長いオフシーズンをどう過ごしていたの?
8月にツアーが終わったから、7か月くらいオフがあった。僕にとって、タイミングが完璧だったよ。去年は本当に忙しい1年だったからね。妻のステファニーが4月に娘のロミーを出産したんだ。オフに入って、家族と100パーセント向き合えたことがすごくよかった。シーズン中はすべてをこなすことが大変で、むずかしいと感じることもあった。
― でも振り返れば、そのおかげで強くなれたんじゃない?
そう。いいバランスを見つけられた。家にいるときはサーフィンのことを気にせず、ロミーやステフと過ごす時間を大切にする。そして海に行ってスイッチを入れて、「勝ちたい」という気持ちを取り戻す。その切り替えができるようになったことは、とても大きいと思ってる。
― 2026年のCTは4月から始まる。本番に向けてどう準備しているの?
トレーニングをして、たくさんサーフィンをする。この時期、オーストラリアはサーフィンにいい季節だ。僕はレノックスヘッドに住んでいて、いい波がたくさんある。初戦はオーストラリアのベルズビーチだから、環境として最高さ。恵まれてるよね。
― トレーニングはどれくらいやってるの?
月曜から金曜までジムでトレーニングして、その間もできるかぎりサーフィンしている。フィジーにも行こうと思ってる。オーストラリアからは2時間半くらいで行けるんだ。長いオフシーズンのあとに体を戻していくのはかんたんじゃない。でも楽しいよ。やっぱり本気でサーフィンすることが恋しかったんだと思う。最近は試合に出ることも心底楽しみになってきた。正直なところ、また戦いたいっていう「心の炎」が戻ってくるまでに数か月はかかった。でも今は、その気持ちがちゃんと戻ってきた感じがある。

“緊張や不安、悲しい気持ちやうれしい気持ちなど、
あらゆる感情が生まれるのはごく自然なことだと理解するのさ“
― メンタルトレーニングもしてるの?
ここ3年くらい、スポーツ心理学のコーチと一緒に取り組んでいるよ。メンタルトレーニングは、フィジカルトレーニングと同じくらい大事だと思う。プレッシャーが重くのしかかる場面で自分がどう感じるのかを理解することは、アスリートにとってとても重要なことなんだ。
― くわしく聞かせて。
自分の心をコントロールするというよりは、生まれてくる感情に気づき、それに対してできるだけうまく受け止めて対処する。それにどう向き合うかを、コーチと一緒に学んできた。緊張や不安、悲しい気持ちやうれしい気持ちなど、あらゆる感情が生まれるのはごく自然なことだと理解するのさ。そうしたトレーニングを重ねたら、その瞬間に何に集中すべきかに意識を向けられるようになった。
― 今日やってみた禅と同じような感じだね。
すごく似ていると思う。禅僧さんが話してくれたことのいくつかは、プレッシャーのかかる状況をどう捉えるかという意味で、とてもいい視点だった。これまでコーチと話してきた内容とも重なっていたから。


― とくに印象深かった話は?
心を空に、感情を天気にたとえていたこと。緊張は空に浮かぶ雲のようなものだって。人の心は空そのもので、雲はいずれ流れていく。雲の上はいつも青空だって、そうシンプルに説明してくれたことが心に残った。今年のツアーでも意識していきたいと思っている。サーフィン中はいつも空を見てるから、すぐに思い出せるしね。

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