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JOSHUA KEOGH Liberator Twin 6’10”

posted Jun 28, 2021

 

JOSHUA KEOGH
Liberator Twin

◎Shaper:ジョシュア・ケオ
◎Size:6’10″×21″×2 5/8″
◎Price:¥202.400(フィンなし)
◎Surfer:市東重明(175cm/70Kg)

 


ターン性能とグライド感をあわせ持つバランスのいいシェイプ。ベベルされたレールが独特の印象を放つ

 


ターン性能を高める、立ち気味のツインフィンセッティング。シングルフィン、2+1のオーダーも可能

 

 

オーストラリアのシェイパー、ジョシュア・ケオはニューサウスウェールズ州メリンブラ出身の30歳。19歳のときにサーフィン中の事故により背中に重傷を負ったジョシュアは、8ヶ月間サーフィンを禁じられている間にシェイピングを始めた。

それまで彼のサーフボードを削ってくれていた地元のマスターシェイパー、テリー・グラスの手ほどきを受けながら自身や友人のためにシェイピングしたことが始まり。その後トーキーの大学に通う傍ら、レジェンドシェイパーのモーリス・コールに師事し、シェイプに磨きをかけた。

今ではデイブ・ラストヴィッチ、ハリソン・ローチ、オジー・ライト、アリ・ブラウンらのサーフボードを作るまでに成長したケオ。

彼らトップサーファーのフィードバックを生かしつつも、アベレージサーファーに向けて乗りやすいようにアレンジし、パフォーマンスとともにグライドする感覚も備えた心地よいフィーリングを味わわせてくれるサーフボード作りに取り組んでいる。

こちらのリベレーターは頭以下のパワーレスな波用にデザインされたモデル。ベベル(斜めにカット)されたレールとフラット気味なロッカー、ワイドテールの組み合わせが特徴的な、スピードとグライド感が持ち味のミッドレングスだ。

ワイデストポイントは一般的なミッドレングスに比べて後方に下げられ、Sデッキ気味にシェイプしてあることでフォーム配分のピークはスタンス間に。このデザインによりスィングウェイトが軽くなり、やや長いレングスを感じさせないほど取り回しがいい。そんなシェイプ全体の絶妙なバランス、とりわけ広いテールエリアによってテイクオフの際の板の滑り出しがとても早い。小さな波やフラットなセクションもスルスルと乗り繋いでいける高いスピード性能と自由なマニューバー性能をあわせ持つリベレーターは、ツインフィンのほかにもシングルフィン、2+1のセッティングでのオーダーも可能だ。

 

 

IMPRESSION

「とにかくテイクオフが早かった。そして全体的なフローテーションのわりにテールが薄く設計されていて、テールロッカーも程よくついているので、見た目の印象よりコントロール性がいい。センターからレール付近までフラットなシェイプでレールのサイドだけ落としてあって、浮力は確保されているけれどターンが食いつきやすい。バランスがいいよね。乗り方としては、よりターン性能に特化したツインフィンの設定だから、フィンの上をしっかり踏んでターンしたい。フィンは寝ているキールではなく、少し立っているデザイン。ボードの長さがあるミッドレングスのツインフィンはこのタイプがマッチする。例えばフィンセッティングがシングルだったら、もう少しグライドに特化した乗り方になるかな。とはいえ、ツインでもスピードアップの際に後ろ足を前に寄せるような一般的なミッドレングスの乗り方もできる。今回みたいな小波でもバッチリ楽しめるサーフボードだね」

 


ベベルされたレール、ワイドながらやや薄めで程よくキックしたテールデザインによってターン性能は抜群

 


浮力もたっぷりあるので、ボードの中央付近で足を揃えてトリムしながら加速することもできる

 


ターンもトリムも自在にこなせるバランスのいいシェイプ。ツインのセッティングではよりターンを意識したい

 

=Special Thanks=

RIDE SURF+SPORT
www.ridesurf.com

 

***

 

movie:Masataka Kiyono
photo:Yuichi Toida(Blue.Magazine)
text:Jun Takahashi


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